その名も「ゴースト」!/ベートーヴェンのピアノ三重奏曲【ヴァイオリニスト/月元ハルカさん】

月元悠

ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調「幽霊」

さて、タイトルの「ゴースト」とは、ベートーヴェンが「マクベス」(シェイクスピアの悲劇)にこの作品を用いようとしたことによって名づけられたと言われています。

第1楽章 Allegro vivace e con brio




活発な冒頭が印象的な第1楽章。バートーヴェンらしい、ヴァイオリンとチェロの音階の中でピアノが優しく語りかけるように奏でます。

第2楽章 Largo assai ed espressivo




悲しさを帯びた旋律です。不穏な空気に包まれ、半音階でピアノが下降していくところがまさに「幽霊」と呼ばれる所以を感じさせます。

第3楽章 Presto



打って変わって楽しく明るい雰囲気に変わる華やかな3楽章。ピアノがキラキラと高音でヴァイオリンとチェロを誘い、颯爽と駆け抜けていくような感じがします。

いかがでしたか?タイトルと楽曲の本質に関連性はないとの意見も挙がっているようですが私は幽霊を感じる、に一票です!笑

次回もお楽しみに!

<プロフィール>
月元 ハルカ
長崎県出身。3歳よりヴァイオリンをはじめる。田代典子、木野雅之各氏に師事。これまでに、エドゥアルド・オクーン氏、豊嶋泰嗣氏、大山平一郎氏、ロバート・ダヴィドヴィチ氏、ハビブ・カヤレイ氏、加藤知子氏、小栗まち絵氏のマスタークラスを受講。また、ながさき音楽祭、球磨川音楽祭、霧島国際音楽祭、NAGANO国際音楽祭に参加、マスタークラス修了。各地で演奏活動を行う。西南学院大学 国際文化学部 卒業。現在、福岡教育大学 大学院 音楽科 修士課程修了。各地で演奏活動を行う傍ら、後進の指導を行う。クラシックをより身近に感じてもらうためのコラムサイト『COSMUSICA』(cosmusica.net)にて、連載「映画で学ぶクラシック」執筆中。

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RUN-WAY編集部

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