こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです!前回に引き続きブラームスの有名な曲をもうひとつご紹介したいと思います。
ヴァイオリン・ソナタ1番 ト長調 op.78《雨の歌》
オーストリア南部のヴェルター湖畔の避暑地、ペルチャッハで作曲されました。このソナタが作曲される前に交響曲2番やヴァイオリン交響曲なども作曲しました。
第1楽章 Allegro vivace ma non troppo
ピアノの温かみのある重音に続いてヴァイオリンが朗らかに歌い出します。抒情的な旋律が第1主題で、活気のある第2主題が特徴的です。
第2楽章 Adagio
ヴァイオリンは重音で演奏することが多く、全体的に重みのある雰囲気を持っています。葬送行進曲のような旋律が印象的です。
第3楽章 Allegro molto moderato
第1楽章の冒頭と同様のリズムで始まり、第2楽章と第3楽章との関連性を垣間見せる楽章となっています。もの悲しげな旋律ですが最後は陽の光が差すような暖かな雰囲気で終わります。