こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです♪
これまで協奏曲(コンチェルト)といえば、ソリストは名前の通り、1人で演奏し、オーケストラを引っ張っていくイメージがあったと思いますが、ドイツ三大Bで有名なブラームスがヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(ドッペルコンチェルト)を残しています。
和解のための曲?
作曲したのはドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームス。ブラームスは親友であったヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムと長く疎遠になっていました。ブラームスは交響曲第5番として作曲を進めていましたが、和解のきっかけとしてヨアヒムとの弦楽器の取り扱いなどの意見交換を通してこの曲をヴァイオリンとチェロの協奏曲として作り上げたと言われています。
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調
1楽章Allegro
オーケストラの力強い演奏から、チェロが登場し、オーケストラに導かれるようにヴァイオリンが登場します。ヴァイオリンとチェロが会話をしているような場面が見受けられます。