目を見張る超絶技巧!サラサーテのツィゴイネルワイゼン【ヴァイオリニスト/月元ハルカさん】

月元悠




こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです!
前々回のコラムで出てきた人物、“サラサーテ”の書いたツィゴイネルワイゼンをご紹介します。

パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908)

スペインに生まれた19世紀を代表するヴァイオリニスト。スペインの民謡や舞曲の要素を楽曲に取り入れた国民楽派の作曲家です。派手で聴き応えのある名人芸は多くの音楽家に影響を与え、サラサーテに曲を献呈する音楽家たちも後を絶えませんでした。
パリで学び、その後欧米、中近東、南アフリカなど様々な国へ演奏旅行をしに赴き、文化の吸収をしたのです。スペインとは関係のないハンガリーの民謡が取り入れられているのも、サラサーテの演奏旅行中に出会ったものだからだとも言われています。

ラッサンとフリッシュ

ツィゴイネルは「ジプシー」、ワイゼンは「歌」という意味です。この独特なリズムはジプシー音楽やハンガリーの民謡が要素となっています。ハンガリーの民俗舞曲のことをチャルダッシュと言います。テンポのゆったりとした部分をラッサン、テンポの速い部分をフリッシュといいます。




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