こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです♪
シューマンの室内楽曲についてのコラム、今回は…
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
ピアノとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの構成で、ピアノカルテットと呼ばれます。前回ご紹介したピアノ五重奏曲の次の曲で、この曲も「室内楽の年」に作られました。(1829年に作られたピアノ四重奏曲もありますが未完成で出版されずに終わった曲です。)
なによりシューマンの特徴的な技法が織り込まれている曲となっています!
1楽章 Sostenuto assai – Allegro ma non troppo
静かに始まる序奏が特徴的です。この序奏のテーマが全楽章の動機が提示されているのです。語りかけ、そして断言するようなメロディが連なります。上昇する旋律が度々現れますが、それを繰り返した後ピアノが音階のように上昇し、下降していくフレーズが、聴いていて面白いと感じるポイントです!