面接で落ち続ける人の共通点とは?5社以上落ちたときに知っておきたい注意点【ライター/粕谷麻衣】




転職のために面接対策をしているにも関わらず、面接で落とされてしまう…といった経験をしていませんか?

面接は、自分の人となりを相手に知ってもらう機会の一つです。きちんと対策しておくことで、採用のチャンスが高まるはずですが、なかなか採用に至らない場合には、現状を正しく理解したうえで課題解決を行い、次の面接に臨むことが大切です。

今回は、面接で落ち続けてしまう…と悩む方へ向けて、落ちやすい人の共通点や、知っておきたい注意点を解説します。

面接で落ち続けるときは「同じ理由」である場合が多い

書類選考を通過し、面接まで進んだものの、面接で落ちてしまう場合は、その理由はいつも同じであることが考えられます。

後述しますが、たとえば受け答えの面で問題があったり、面接のマナーを理解できていなかったりするなど、さまざまな理由が考えられます。

自分の何が理由で面接に落ちてしまうのかをきちんと理解できないと、何度面接を重ねても面接で落とされてしまうでしょう。

そのため、面接を突破するためにも、面接の場での自分の立ち振る舞いや発言などに目を向けて問題点を発見することが重要です。

一次面接で落ち続ける人の共通点

一次面接で落ち続ける人は、面接における基本的なことができていない、もしくは面接の練習・準備不足などが理由として挙げられます。

具体的には以下のような共通点として考えられるでしょう。

転職理由や志望動機に矛盾がある

一次面接で落ちる方の多くは、転職理由や志望動機に矛盾があったり、適切に伝えられていなかったりすることが多い傾向にあります。

転職理由及び志望動機は面接の場でほぼ必ず質問される項目であるため、どのように答えるべきかをしっかりと考え、相手にアピールできるように準備しなければなりません。

この転職理由や志望動機を考える際に手を抜いてしまうと、矛盾が生じてしまうことがあり、結果的に良い印象につながらない事態に陥ってしまいます。

応募先の企業について理解が不足している

応募先の企業について、情報収集が足りていないことで一次面接で落とされてしまうケースもあります。

面接の場では、面接担当者が「自社についてどれくらい調べてきたか」を見極めていることがあるため注意が必要です。また、そもそも企業が提供しているサービスに対し、入社希望の理由がズレてしまうことにもなりかねないので、応募先のことは念入りに調べることが重要です。

可能であれば企業のホームページのほか、プレスリリースやメディアへの出演情報、取材記事などに至るまで幅広くチェックしておきましょう。

マナーが身についていない

面接では基本的なマナーが身についているか否かを見極めていることも多いです。

まず、清潔感のある身だしなみを整えること、挨拶をはっきりとすること、笑顔で明るい印象を心がけることなどは最低限意識すべきマナーです。

ほかにも、「案内されてから椅子に着席する」「一方的に話しすぎない」「応募先はもちろんのこと、他企業を貶すような発言はしない」など、今一度理解を深めたほうがいいマナーがあります。

二次面接で落ち続ける人の共通点

一次面接を突破した後、二次面接で担当者が見ているのは、その人の人となりや能力、仕事に対する姿勢などです。

自己理解ができていない

二次面接で落ち続ける人の共通点は、自己理解不足が挙げられます。

面接の場では「あなたの強みは何ですか?」「得意な分野は何ですか?」など、自分のことについて質問をされます。

しかし、自己理解が不足していると、「自分って何が得意なんだっけ?」と悩んでしまうことにもなりかねません。結果的に、アピールがうまくいかず、二次面接で落ちてしまうリスクが高まります。

転職理由がネガティブ・受け身な姿勢

転職理由がネガティブであったり、仕事に対する姿勢が受け身に見えたりすると、二次面接で落ちやすくなります。

もちろん、転職理由は正直に答えることも重要ですが、「前の職場は残業が多くて…」「給料が安かったので…」などの理由では、ネガティブな印象になってしまいます。なるべく表現を変えてポジティブな印象を心がけるようにしましょう。たとえば、「スキルアップの勉強時間を確保したい」「家族が増えたので世帯収入を上げたい」等であれば、比較敵ポジティブな印象になるでしょう。

最終面接で落ち続ける人の共通点

やっとこぎつけた最終面接。しかし、あと一歩のところで落ちてしまうことはもちろんあります。仮に、採取面接で落ち続けてしまう場合、どのような理由があるのでしょうか。

キャリアビジョンが不明確

最終面接で落ちてしまう方の多くが、「キャリアビジョンが不明確」です。

キャリアビジョンとは、将来的に考えているキャリアの計画のことです。5年後、10年後、どのような働き方をしているのか、どんな仕事をしていたいのか、などを明確にして伝えられないと仕事に対して受け身な姿勢に見えてしまいます。

自分の言葉で将来的なビジョンを表現できるように練習しておきましょう。

面接の日程のタイミングが合わない

最終面接まで進めたのに、面接の日程が合わないことで落とされてしまうケースがあります。やむを得ない事情でなかなか都合をつけられない場合もあるでしょう。

しかし、面接担当者としては、あまりにもタイミングが合わないと入社意欲に疑問を感じてしまうのが事実です。また、スケジュール管理が苦手、といった印象を与えてしまうことにもなりかねないので、可能な限り面接を最優先にしてスケジュールを立てましょう。

5社以上落ちたときに知っておきたい注意点

面接で5社以上落ちてしまったとき、次の面接に向けて知っておきたい注意点があります。それが「不採用が続いても、それは人格否定ではないことを理解する」です。

不採用が続くと、どうしても自分を否定されているような気持ちになってきます。場合によっては、このままどこの会社にもいらないと思われてしまうのではないか…といった不安がよぎるかもしれません。

しかし、面接後の不採用はあくまでも「自社とは合わなかったことが理由」です。それ以外の理由はないので、自分のニーズとマッチする企業を探し続けていくことが重要。

そのためにも、自分の強みや特技、好きなことを振り返ってみたり、積極的に求人の情報収集をしてみたりするなど、転職活動は攻めの姿勢で継続していきましょう。

まとめ

面接で不採用が続いたときには、まずはその理由を客観的に探してみて、一つひとつ改善していくことが重要です。

また、仮に不採用が続いても、それが決して人格否定ではないことを理解しなければなりません。

ぜひ、本ページを参考にしながら、自分に合う企業探しをスタートしてみてはいかがでしょうか。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。
自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。




RUN-WAY編集部

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