仕事をする場所も相手も自分で選べる!フリーランスとしての働き方【デザイナー/村田那奈さん】

村田那奈

村田那奈さんは、フリーランスのデザイナー。テレビ局に所属していた時とは大きく違う、自由で可能が広がる働き方を楽しんでいます。フリーランスの働き方について聞いてみました。

ポイントは……

  • 日本全国が私の職場
  • わくわくする世界観をつくる
  • もう一歩踏み込んでみて

就活、どこにも決まらない!

村田那奈

父が絵を描いているので、美術が身近にある環境で育ちました。でも、絵を描くのが嫌になった時期があって、大学では美術科で彫刻を専攻しました。

立体のものを扱う仕事をしたいなと思ったので、最初の就職活動では広告やCMの制作、おもちゃの企画ができる会社を受けたのですが、どこにも決まらなくて。でも、行きたくないとこには行きたくなかったので、両親と相談の上で1年休学することにしました。

東京に通いながらのインターン

休学中は地元の福島に戻り、知り合いの制作会社で週5フルタイムのインターンをさせてもらいながら、週末にはバスで東京に通い、広告セミナーのような講座を受講していました。

インターンをしている時、映像のCM作らせてもらったりしたのですがそれが面白かったんです。それで、テレビ局内のデザインプロダクション会社に入りました。2回目の就職活動を始めて一番最初に決まったところでしたが、幅広くいろんなことができそうだし、入社試験の課題が面白かったのでクリエイティビティのある会社だなと思い決めました。

個人的に頼まれる仕事に憧れて

村田那奈

テレビ局ではロゴを作ったりイラストや似顔絵を描いたりと、番組のテイストを決めるデザインをやっていました。あるとき、スマートフォン向け放送サービス「NOTTV」の立ち上げのために会社の外に出たのですが、そこにはいろんな局も入っているし、フリーランスの人も来ていて一緒に物を作り上げていくのがすごく楽しかったんです。

局内では大きな組織の一員で、クオリティが保たれていれば誰がやってもいい仕事が多かったのですが、外に出たことでいろんな人と仕事することの楽しさを知り、局ではなくて私個人に頼まれる仕事に憧れました。それで2年前にフリーランスになりました。

いつでも、どこでも、だれとでも

フリーランスでやっていると、つくったものを喜んでもらえるのが一番うれしいのはもちろんですが、どこででも、誰とでも、いつでも仕事ができるのという働き方がとても面白くて。パソコンと電話、電気さえあればどこでも仕事ができるので、いまも半分は東京、半分は香川にいて、旅行もしながら仕事しています。

フリーで仕事をしていると、自分から人に会おうとしなければ、全然外に出なくてすむんですよね。だから、積極的に外に出て人に会うようにしています。収入はフリーになってからも不自由ないのですが、自分でお金の話をしなくてはいけないのは、なかなか難しいなと実感しています。

だれかの世界を作ってあげる仕事を

村田那奈

今はその場その場で会った人と仕事をしたり、テレビの制作会社の方から仕事をいただきながら、ロゴや名刺をつくったりいろいろなことをやっています。

これからは、パッケージとかホームページの打ち出し方とかも含め、ビジュアル面をメインに物事の世界感をトータルで表現できる仕事をしていきたい、だれかの世界を作ってあげる仕事をしたいと思っています。

まずは踏み込み、チャレンジを!

時々SNSで「デザイン業界に就職したいけどどうしたらいいですか」と連絡をもらいます。みんなすごく熱量はあるんですけど、うまくいかなかったらどうしよう、と心配も抱えています。

でも、一人で考えているよりもまずは行動して踏み込んでみたらいいんじゃないかな、と思います。だれかに相談したり、新しい人に出会ったりすると考え方も広がります。

私も実際にやってみてなんとかなっているので、辛い時やジタバタする時もあると思うけど、だれかに相談することで乗り越えられるんじゃないかなと思います。

村田那奈

■プロフィール
村田 那奈
フリーランスのデザイナー。2016年、イラストレーションで参加した東京応化工業の日経サイエンス紙面見開き広告で、第45回日経サイエンス広告賞大賞受賞。映画も好き、買い物も好き、そして行ったことがない土地に行ってみるのが好き。「おすすめは香川。面白い予約制の古本屋さんもありますし、島もあるし、めっちゃ面白い。うどんだけじゃないです」

https://www.nanamurata.com/

https://valu.is/nanamurata/

https://twitter.com/nana_valu



村田那奈