フリーランスになりたい!と夢を見る前に、あなたには「溜め」がありますか?【ライター/北条かや】

フリーランス




支えてくれる人の存在を確保せよ!

「溜め」とは、精神的に支えてくれる人の存在、ある程度まとまったお金や、心の健康、サポートしてくれる実家など、自分が何か失敗したときに、下へ下へと転げ落ちないように支えてくれるインフラのようなもののことです。

そういうものがあれば、会社員という「安定」を捨てても生きていくことができます。私には幸いにも、ある程度の「溜め」があったからこそ、全ての仕事を失ったときも、なんとか生き延びることができたのだと思います。そうでなかったら、今頃どうなっていたか分かりません。

大事なのは自分の居場所を見つけること

自営業として働くことは、常にリスクと隣り合わせです。様々な「デメリット」を差し引いても、私は文章を書くことが大好きだから、それでお金をもらえることが人生の喜びだから、こうして働いているんだと思います。

会社員にしろ自営業(フリーランス)にしろ、結局は「溜め」を確保しつつ、「自分の居場所はここだ」と思えることが、働く喜びをもたらすのかもしれない。最近は、そんなことをぼんやり考えています。(文・北条かや)

北条かや

北条かや

石川県出身。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。
自らのキャバクラ勤務経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)で注目される。
以後、執筆活動からTOKYO MX『モーニングCROSS』などのメディア出演まで、幅広く活躍。
最新刊は『インターネットで死ぬということ』(イーストプレス)、
他に『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)、『本当は結婚したくないのだ症候群』(青春出版社)、
『こじらせ女子の日常』(宝島社)。公式ブログは「コスプレで女やってますけど Powered by Ameba」(https://ameblo.jp/kaya-hojo
ツイッターは@kaya_hojo (https://twitter.com/kaya_hojo)




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RUN-WAY編集部

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