閑静な雰囲気の漂う奥渋谷、通称“オクシブ”のネイルサロン「LUA nail and beauty」は、この夏で、開業から5周年をむかえる。
「本当にいろいろな回り道をしてきました」と語る経営者のJunkoさんに、サロン開業までの経緯と、若い読者へのアドバイスを伺いました。
ネイルとの出会い
高校生の時に、アメリカの親戚の家にホームステイしたんですが、そこで初めてネイルサロンに行ったんです。当時、日本ではネイルが流行っていなかったので、衝撃でした。
女性って新しい洋服を着ると幸せな気分になるじゃないですか。ネイルだと常に自分のネイルが視界にはいってくるので、いつでも幸せな気分になることができるんです。
その後、日本に帰り、高校を卒業してネイリストになろうかとも思ったんですが、まだまだ日本では、ネイルが一般的ではなくて。母も姉も美容師だったということもあって、いったんはネイリストの夢はあきらめ、美容師の専門学校に入学することにしました。
迷いからのスクール通い

専門学校を出てから、3年間、美容師として働いたのですが、自分の本当にやりたいことはこれなのかという迷いが常にありました。働いていた美容院の系列で、ネイリストになることもできたのですが、どうせ学ぶなら一からちゃんと学びたいという思いがあって、ネイルスクールに通いなおすことにしました。
また学生になるのかという不安もありましたが、大手のスクールに通うことで、確かな技術を獲得できるという期待もありました。