豊富な海外経験を生かし、新しい生き方のきっかけとなる旅をコーディネート!【Nueva Vida/前原未季さん】

前原未季




男性と同じようにハードに働き続ける生き方に感じた疑問

帰国後は、ペルーで仕事を少しお手伝いしたテレビ番組制作会社のプロデューサーに誘われて、アシスタントプロデューサーとして東京で働くことになりました。プロデューサーの下で働きながら、企画書を書いてWOWOWやNHKに持って行ったりもして。最終的には企画がNHKワールドに通って、「Side by Side」という番組では、1度プロデューサーという肩書きで番組を制作させてもらいました。

 

でも、周りを見ると女性プロデューサーで活躍しているような人はあまりいなくて、男性化してるように感じたんですよね。ハードな仕事だし、結婚もしないでキャリアを積んで、それって幸せなのかなーと疑問を感じ、自分の好きなことで独立しようと思ったんです。それがNueva Vida です。

 

宮崎がベースで、屋号をつけて2年は経つけれど、まだスタートアップの状態で。それだけで収入が成り立っているかというとそうでもないので、友だちの仕事を手伝ったりして収入を得ていたりもします。

 

なのでこれからは「Nueva vida」がもっとうまく回るように、ハワイ、ペルー、宮崎を3拠点にして暮らしつつ、私がそこにいるタイミングでお客さんが来れるような仕組みづくりをしたいですね。ほかの人とコラボレーションすることで広がっていく部分もあるかなと思っています。

 

これからの時代は、転職を繰り返している人の方が強い!

前原未季

私の経歴って本当に脈絡がなさそうに見えるけれど結局すべてがつながっていて、その時に自分に必要なことで新たな場所に移って行ったので、全部後悔がないんです。いろんな世界を旅したことで働き方ってすごくいっぱいあるなと思ったし、本当は働く場所すらもこだわる必要ってなかったりするじゃないですか。だから転職に対しても悪いイメージはないです。

 

むしろこれからの時代、一つの仕事だけにとらわれる方が危ういリスクになると思っていて、逆に言うとこれからの時代をしなやかに生きて行くためには転職をたくさん繰り返している人の方が強いんじゃないかと思っています。

 

私も自分の肩書きがないとか、得意なものがないとか不安だった時期もあったんですけど、ある時気づいたんです。自分より英語の語学力が高い人はいっぱいいるけれど、得意なもの3個ぐらいを掛け合わせたオリジナルな才能を発揮できるのが自分の強みだなって。転職もそれと似ていて、一つ一つの仕事は1年半と言う短いタームだったけれども、むしろすべて強みになっています。

 

私、お金の“円”はあまりないんですけど、人の“縁”はたくさんあるんです。転職する時や仕事をしていない状態の時、もし円しか持っていなければ円が目減りしていく不安感が強いと思うんですけど、縁こそがセーフティネットになると思っています。

 

プロフィール

前原未季

「Nueva Vida」代表。宮崎県出身。大学時代はボランティアや学びのためにひたすら海外へ。社会人になってからもインドでの農業支援、ペルーの天野博物館のボランティアガイドで働きながら、宮崎と海外を行き来。テレビ番組の制作会社で働いたのち、独立。趣味は、新しいものに出会うこと、新しい世界に出会うこと。「この後3ヶ月間はハワイに行きます!」




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RUN-WAY編集部

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