シェアハウスって、一度は住んでみたいですよね。一緒に夕食を作って食べたりするの楽しそうだし、新たな出会いもあるかもしれないし・・・!
今回のインタビューは、自社でリノベーションしたシェアハウス「PLENDY SHARE」を展開する不動産会社「PLAN DO」で、シェアハウスの企画、運営を担当している大野えり子さん。思ってもいなかった不動産業界に飛び込んだ経緯や、シェアハウスの魅力についてたっぷり語ってもらいました。
資格があると賃料割引!? 家具5万円プレゼント⁉
会社ではリーシングチームに所属して、10を超えるシェアハウスを担当しています。お客様のご案内をさせていただいて、どういった方が入るのかというお話もさせてもらいながら入居していただくところまでやっています。
入居後は、どうしたらシェアハウスの運営がうまく行くかを考えたり、稼働をよくしていくためのキャンペーンを打ち出したりしています。今は、見たその日に入居を決めたら完全に初期費用が無料になる「ひとめぼれキャンペーン」をやっていて、以前は家具5万円分だったら何でも弊社が費用負担します、というのもやりました。
シェアハウスは住むだけではなくて生み出す場所、新たな交流の場になればいいなと思っているので、面白い人が集まってくるような仕掛けもしています。キャラクター制度というキャンペーンは、美容師とか調理師とか、TOEIC何点以上とか何か資格を持っていたら賃料を割引するんです。
気になるシェアハウスの恋愛事情
シェアハウスはいっときの爆発的なブームからは下火になっていますが、その分コンセプトがしっかりしていたり、作りがしっかりしているシェアが残っています。入居しているのは20代、30代の方が中心ですが、40、50代の方もいますね。
うちの物件はシェアハウスだからってみんなでいることは強要していないので、共用部の広い机でみんなで囲んでご飯を食べてもいいし、個人用の小さいテーブルで食べてもいいし、とどっちでも暮らせるようにというのを大事にしています。
でも、リビングにホワイトボートを置いておくと、「◯月◯日の鍋パーティー参加する人—!」というのがあったり、同じエリアの他のシェアハウスと合同でバーベキューとかのイベントをやったりというのもあります。クリスマスとかのイベント時期は、うちで協賛金を出してちょっとお手伝いさせてもらったりもしています。
恋愛事情について気になる人も多いと思うんですけど、アットホームな感じのシェアハウスほど結婚する人が多いと思います。シェアハウスのみんなでお祝いしたこともあるそうですし、本人たちから直接聞いたわけではないけれど、二人が同時期に退去したりして「え!?」ってなったりとかもありますね(笑)