“JazzyPopシンガー”として、ジャズををはじめポップスのジャズアレンジやオリジナル楽曲など幅広く歌い、人気を集めるリュウミホさん。その美しいウィスパーボイスは“東京のため息”と称されています。歌手活動以外にも、楽曲制作やラジオDJなど、幅広く活躍する彼女に、ジャズと出会ったきっかけや、音楽活動にかける想いについて伺いました。
ポイントは……
- 今を生きる!
- カンヌ国際映画祭に音楽で!
活動の内容について
JazzyPopシンガーとしての歌手活動を中心に、作詞・作曲、舞台音楽や映画音楽の制作、ほかのアーティストさんの作品へのコーラス参加、音楽カルチャー記事の連載など、音楽を軸に幅広く活動をしています。あとは、エフエム佐賀とFMおだわらでラジオ番組にも出演させてもらっているので、そこで紹介する音楽のリサーチや、原稿の作成などもしていますね。
“ニューヨークのため息”に衝撃を受けて
もともと父がジャズを好きだったんです。その影響で私が小学生のころ、アメリカのジャズシンガー、ヘレン・メリルの『Don’t explain』という曲を聴いたことがあって……“ニューヨークのため息”と呼ばれる彼女の、ささやくような、なまめかしい歌声に衝撃を受けて、鳥肌が立ったのを覚えています。当時はまだ小学生だったのもあり、ジャズのこともよく理解できませんでしたが、成人したころにふたたび『Don’t explain』を聴く機会があったんです。「あのときの歌だ!」と子どものころの衝撃が蘇って、今度は自分が歌ってみたいと思うように。それをきっかけに、ジャズの世界に一気に引き込まれていきました。