「美の親善大使」から起業家へ ミスインターナショナルのファイナリストになっても失わなかった攻めの気持ち!【ONEBLOW代表・モデル/笹野美紀恵さん】

笹野美紀恵




「カッコカワイイ」を世界に発信!をコンセプトに物販・レンタル事業などインバウンドを中心に展開する事業コンサルタント会社「ONEBLOW」を立ち上た笹野美紀恵さん。コワーキングスペース「EDITORY 神保町」や大阪の外国人向け宿泊施設「CharinCo HOSTEL」の経営にも携わり、2008年にはミスインターナショナルファイナリストで「美の親善大使」を受賞するなどモデルとしても活躍中です。

「美の親善大使」から起業家へと進むことができた秘密は、どうやらアメリカ育ちの攻めの精神とガッツにあるようです。

ポイントは……

  • リアクションが分からない
  • 猛獣使いから学んだこと
  • 人から認められることが大切

ドン引きされた“週末帰国”

笹野美紀恵

中学卒業と同時にアメリカに行って、大学まで向こうです。高校生の時に現地でモデルにスカウトされました。

今考えると何やってんの?という感じですけど、オーディションとか好きな雑誌の仕事がある時は週末だけボストンから日本に帰ってきてたんですよ。「交通費出ないよ」って事務所のスタッフにドン引きされる、みたいな(笑)。ガッツがすごかったんです。

やれるところまでやって、帰国後にミスインターナショナルのファイナリストに選ばれたんですが、その時に自分ではどうしようもない壁があると感じて。だったらオーディションをする側になって好きなコンテンツを作る方がいいなと。起業家になるのが早いと思ったんです。

300万円があっという間に消えた

笹野美紀恵

最初は貯めた300万円のお金を使ってカチューシャブランドを作ったんですが、何をしたらいいかもわからなくて。サイトがオープンする前にすべてお金がなくなっちゃったんです。失恋したような気分でしたね。

そんな時、とあるご縁から神楽坂の蕎麦屋にちょっと手伝いで入る機会がありました。当時からもう外国人が増えてきた神楽坂に対して、店舗のメニューの見せ方やサイトの表示方法など、ちょっと違うなー、これでは外国人に伝わりづらいなーと思い、手直しをしていました。

それが、今のビジネスの強みである「魅せ方・インバウンドを踏まえたブランディング」に繋がるのですが、当時は、そんなところに需要があるのを知らずに、ただガムシャラにやっていました。

その後ご縁があり、通っていたレストラン「AWキッチン」さんが、海外で交渉できる人を探してるって小耳に挟んで。当時は日本語より英語の方が得意だったので、「私が交渉に行きます。成功した時に報酬がもらえればいいです」って。

そしたら、それが成功しちゃったんですよ。その時に会社を作って、海外への出店やデベロッパー(開発業者)との交渉とか全部やって上場もしました。

でも、クライアントに大手が増えてくると、自分が浮いているのがやっぱりわかるんですよ。なめられてるなって。その時に軌道修正しよう、自分がいなくてもまわるビジネスをやろうと思い、プロモーション事業を始めました。




この記事に関するキーワード

RUN-WAY編集部

RUN-WAYは、「自分らしくHappyに働きたい」と願う、全ての女性をサポートするためのメディアです。
  働く女性の困ったを解決し、理想のキャリアに一歩近づくための情報をお届けします。