人事の仕事がしたいなら!取っておくと良い資格

人事の仕事がしたいなら!取っておくと良い資格




社員の病気を防ぐ衛生管理者

人事の仕事に役立つ資格の7つ目、衛生管理者は労働環境の衛生を管理して疾病を防ぐための専門資格です。この衛生管理者は、厚生労働省が管轄する国家資格になります。建設業や電気、ガス、医療といった業種では、スタッフの健康を管理するために、こういった衛生管理者を置くことが義務付けられています。人事スタッフが資格を取得していれば、改めて衛生管理者を雇う必要がなくなりますので、採用する側にとってもメリットがあるでしょう。該当する業種の企業に応募をする際には、取得を検討しておくとよいかもしれません。

衛生管理者には第一種と第二種があり、試験の内容がそれぞれ定められています。第一種、第二種のいずれの試験にも含まれているのが、例えば次の3つの科目です。

  • 労働衛生
  • 関係法令
  • 労働生理

第一種も第二種も試験科目そのものはほぼ同じですが、第一種の場合は「有害業務に関わるもの」が試験の範囲に含まれています。有害業務とは、人体に害を与える恐れがある業務のこと。化学薬品や粉塵、放射線などを取り扱う場合は、有害業務に該当する可能性があります。また、深夜労働などの健康を害する危険がある仕事も、有害業務の1つです。

スタッフが健康を害する恐れがあるときに何らかの対策を講じるのが、衛生管理者の仕事。衛生管理者は、環境改善のための対策や健康診断の実施などを通じて、健康被害のリスクを抑えます。また、安全や衛生について、スタッフに理解を深めてもらうための教育も担当。常に仕事を行っている環境に目を配り、危険があるときにはすぐに対処を行うことになります。

このような資格を持っていれば、人事スタッフに応募をする際にも一目置かれる場合があるでしょう。職場環境についての専門知識があると評価されれば、衛生管理者が必要な企業はもちろんですが、該当する業種以外の企業でも重宝されるかもしれません。

資格は必須ではないけれどあったほうが仕事に幅がでる!

人事の仕事を希望する場合、ここでご紹介したような資格は必須ではありません。しかしながら、専門的な知識を証明する資格を持っていれば、選考でもプラスになる可能性が出てくるでしょう。同じ人事の仕事でも、業種によって必要とされる能力が多少変わるケースもあります。実際、建設業や化学メーカーなどに就職をする際には、衛生管理者の資格を持っていれば有利になることが考えられます。スタッフがストレスを抱えやすい職場の場合は、産業カウンセラーの資格も注目されるでしょう。

何らかの資格を持っていることで、自分のキャリアについての考え方もアピールすることができます。例えば、社会保険労務士やキャリアコンサルタントといった国家資格を持っている場合は、高いプロ意識を持ちながら活躍していきたいという意欲を示せるでしょう。このような意欲を持つスタッフは、会社にとっても心強い存在になります。資格は、ときに実務経験を補うだけのアピール力を持つことがありますので、興味を引かれるものから、取得にチャレンジしてみるのもおすすめの方法です。

どうしても人事の仕事に携わりたい方は、少し業種を広げて求人を探すと応募がしやすくなるかもしれません。専門資格があると、こういった探し方をするときにも、選べる企業の幅がグンと広がります。キャリアにプラスになりそうな企業を選んで、応募をしていくことも可能になるでしょう。選択肢を広げる上でも資格は少なからず役立ってきますので、在職中でも時間にゆとりがある場合にはトライしてみてはいかがでしょうか。資格の種類によっては、フリーになって活躍していくことができるため、今後のキャリアの可能性も大きく広がります。キャリア形成の1つの手段になるのが、資格の取得です。人事の仕事に役立つ資格なら、いろいろな形で活かすことができるでしょう。




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RUN-WAY編集部

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