日々、テーマパークで忙しく働いているスタッフさんたち。毎日笑顔で開園から平円まで仕事を頑張っていますが、果たしてその待遇はどのようなものなのでしょうか?
今回は、実際にとある大型テーマパークで働いているOさんへ、テーマパークで働く生活や待遇について、インタビューしてきました。
テーマパークスタッフの生活は立場によっていろいろ
アルバイト・パートはシフト制
「基本的に、アルバイトさんやパートさんはシフト制なので、土日や長期休みの時などが忙しくなります」とOさん。テーマパーク勤務と言えど、普通のアルバイトやパートのようにシフト制のところが多いようですね。
また、お給料も部署によって違うよう。900円~1,200円ほどと、開きはそれほど大きくはないものの、「少しでも高いところでと思ったら、やっぱり仕事はきつくなってしまいます」とも教えてもらいました。
契約社員は部署によって違う
契約社員は、「テーマパーク内で働くパークスタッフ」と、「本社で働くスタッフ」に分かれています。テーマパークの中で働く契約社員の場合は、アルバイトやパートと同じで、シフト制のことが多いんだとか。上記二つの仕事形態よりも立場が上のことが多いため、やはり土日は休めないケースがほとんど。平日のお休みを、複数人で回しています。
本社で働いている場合は、こちらは逆に正社員とは違い、派遣スタッフであれば派遣会社との取り決めで土日が休みという場合もあるんだとか。「事務員さんは契約社員や派遣スタッフも多いので、その人たちは土日出社する人とそうでない人で分かれています」とOさん談。
契約社員の給与は、本社勤務であれパーク内勤務であれ、福利厚生面は充実しますが、実はアルバイトやパートより少し高いくらいで、それほど変わりがないんだとか。どちらを希望するかは最初の応募の時にしっかり見極めてくださいね。
正社員は入社からの時期によって変動する
正社員は、最終的には本社勤務となる場合が多いので、その前に「実地勤務」をするケースがほとんどです。
Oさんいわく、「本社で働いていると、どうしてもパーク内スタッフと比べるとお客様の笑顔や、その逆の残念な気持ちに触れる機会が少なく、初心を忘れてしまうので、研修は必ずパーク内で行います」だそう。概ね、入社してから1年間ほどは研修期間となり、その期間中はテーマパーク中の様々な部署に配属されます。
研修期間中は、休みの日の忙しさも体験し、しっかり学ばなくてはならないため、土日・休日の出勤があります。
研修を終え、本部での勤務になると、9時18時・土日休などのいわゆる「サラリーマン時間」になります。
正社員の平均年収は、中堅どころのテーマパークであれば、400万円程度(額面だと34万ほど)が多いようです。やはり、正社員はテーマパーク全体の1割ほどしかいない人気職だけあって、お給料もそれに見合う額のよう。大手テーマパークになると、正社員の平均年収は700万円を超える可能性もあるんだとか!
狭き門の正社員ですが、「この世界で生きていきたい」と思うなら、ぜひ挑戦してみてください!
まとめ
「夢を与える場所であるテーマパークで働くのは、はたから見ているよりもずっと大変な仕事ですが、それ以上にやりがいもあり、笑顔に励まされる仕事でもあります」とOさんは語ってくれました。辛い仕事でもありますが、やはり楽しみもある仕事のようですね。「やりたい!」と思う方は、自分に合った形態を見つけ、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。