リモートワークでコミュ障に!?今日からできる意外な対策を解説【ライター/粕谷麻衣】




リモートワークが普及している今日、多くの企業が従業員に対してフレキシブルな勤務形態を進めている状況です。場所に縛られることなく働けるリモートワークは、自宅で働きたいと考える方にとって、魅力的な選択肢でしょう。しかし、一方でコミュニケーション能力の低下という懸念も浮上しています。

実際、リモートワークがきっかけでコミュニケーション能力が下がったと感じる方は多いのではないでしょうか。

そこで、今回はリモートワークがコミュニケーション能力の低下につながってしまう理由や、すぐにできる対策をご紹介します。

リモートワークがコミュ障を引き起こしやすい理由

まずは、リモートワークがコミュ障を引き起こしやすい理由について解説します。

具体的に、どのような理由があるのかを見ていきましょう。

非言語なコミュニケーションが減るため

リモートワークは従業員同士や上司との直接の対面コミュニケーションを減少させてしまうことから、コミュニケーション能力の低下につながると考えられています。

対面でのコミュニケーションは、言葉だけでなく、ジェスチャーや表情などの非言語情報も含まれます。これにより、より豊かなコミュニケーションが可能となり、誤解を減らすことができるのです。しかし、リモートワークではこのような非言語情報が制限されるため、コミュニケーションにやりにくさを感じるようになり、結果的にコミュ障に陥ってしまう可能性があります。

コミュニケーションの手段が少なくなるため

リモートワークではコミュニケーションの手段が限られることから、コミュ障になりやすいとされています。電話やビデオ会議、チャットツールを利用することになりますが、これらの手段では直接の対面コミュニケーションと比べて情報の伝達が不十分になりやすいものです。

特に、チャットでは言葉だけが伝わり、相手の表情や声のトーンなどがわからないため、誤解が生じやすくなります。また、チャットツールではリアルタイムでのコミュニケーションが難しく、メールのように遅延が生じることもあります。

対面のようなリアルタイムのコミュニケーション機械が減る点も、コミュ障を誘発する理由といえるでしょう。

従業員同士の交流が減るため

リモートワークでは従業員同士の交流が減ることから、コミュニケーション能力が低下しやすいといった注意点があります。オフィスでのランチやコーヒータイム、チームビルディングイベントなどは、チームメンバー同士の信頼関係を築くために重要です。

しかし、リモートワークではこれらの機会が減少するため、従業員同士の関係性が希薄になる可能性があります。社交的な交流が不足すると、コミュニケーション能力にも影響を与えることがあります。

作業中は孤立しやすいため

リモートワークでは従業員が自宅や作業スペースなどで孤立しやすいものです。

オフィス環境では同僚とのコミュニケーションが日常的に交わされるため、従業員は自然とコミュニケーション能力を向上させることができます。しかし、リモートワークでは個々の作業スペースで孤独に作業をすることが多いため、コミュニケーション能力の向上が妨げられるリスクがあるのです。

コミュニケーション能力を高めるための方法

ここからは、コミュニケーション能力を高めるための方法について詳しく解説していきます。

「最近言葉が出てこない」「うまく話せなくなってきた」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーションスキルを継続的に学習する

「最近会話が上手にできない」と感じる方は、コミュニケーションスキルについての学習を始めてみましょう。コミュニケーションスキルは一生涯にわたって学び続けるものです。定期的にセミナーやワークショップに参加し、新しいコミュニケーションスキルを習得することで、自身の能力を向上させることができます。

最近では動画サイトでも「コミュニケーション能力アップのコツ」といった実践的なコンテンツも配信されているため参考にしてみてはいかがでしょうか。

自己表現能力を鍛える

コミュニケーション能力の低下で悩んだときには、「表現力」の向上をめざしてみましょう。

自身の意見や考えを明確に表現する能力は、コミュニケーション能力を向上させる上で重要です。自己表現能力を鍛えるためには、文章を書いたり、プレゼンテーションを行ったりするほか、ラジオ配信サービスを使って「実際に話してみる」といった方法もあります。

自分に合う方法を選んで実践してみてください。

ポジティブなコミュニティの中で話す

「最近コミュ障気味かも」と悩んだ時には、ポジティブな空気のコミュニティの中で話すことを心がけましょう。会話に苦手意識を感じ始めている段階では、ポジティブなコミュニケーション環境の中で、安心して話す機会を作ることが重要です。

友人たちと電話をする機会を増やしたり、似たような悩みをもつユーザーのコミュニティの中で会話の練習をしてみたりするのもいいでしょう。

チームビルディング活動に参加する

リモートワーク環境では、チームビルディング活動が不足しがちです。しかし、定期的にチームビルディング活動に参加することで、チームメンバーとの信頼関係を築き、コミュニケーション能力を向上させることができます。

最近では、オンライン環境でも同僚とともにチームビルディング活動ができるサービスも増えています。ゲーム感覚で楽しくコミュニケーション能力を高められるサービスも多いため、ぜひ職場のイベントとして提案してみてはいかがでしょうか。

まとめ

本ページでは、リモートワークでコミュニケーション能力が低下してしまう理由や、コミュニケーション能力を向上させるための方法などについてご紹介しました。

コミュニケーションはビジネスシーンでもプライベートでも重要なものであり、「最近会話が苦手になっている気がする」と気が付いたら早めに対策することが大切です。

今回ご紹介した方法を参考にしながら、コミュ障の改善に努めてみてはいかがでしょうか。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。
自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。

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RUN-WAY編集部

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