現代の女性に必須スキル!?リーダーシップの在り方について【ライター/粕谷麻衣】




「女性リーダー」を増やそうと、企業規模を問わずさまざまな会社が奮闘している現代。実際に、本記事をご覧の方の中にも、リーダーとして任命を受けたり、声がかかったりしたことのある女性は多いのではないでしょうか。

しかし、リーダーシップは必ずしも、「リーダー」を任された人だけに必要なものではありません。仮に、チームや部署などのリーダーではなくとも、一定のリーダーシップが求められます。

そこで、今回は現代の女性に必須スキルとも言われる、リーダーシップの在り方について解説します。

女性にリーダーシップが求められる理由

なぜ今、女性にリーダーシップが求められているのでしょうか。

まずは、リーダーシップが重要視されることとなった理由について見ていきましょう。

女性視点での考え方が企業に良い影響を与える

女性にリーダーシップが求められる理由として、まず挙げられるのが女性特有の考え方にあります。

男性にはない、女性視点の考え方や思考が、企業にとって良い影響となることが少なくありません。男性のみのチームよりも、男女両方が在籍するチームのほうが幅広いアイデアが出やすいうえに、双方の考え方を融合させてより良い結果へとつながることが多いです。

実際、女性の場合は、結婚や出産、育児などのライフスタイルに変化が生じることが多く、男性とは異なる価値観を持つ傾向にあります。

価値観が多様化している現代において、女性視点の考え方や思考は多くの企業で求められています。

女性特有のスキルが望まれている

女性にリーダーシップが求められている背景には、女性特有のスキルが関係しています。

一般的に、男性と比べて女性のほうがコミュニケーション能力や共感能力が高いと考えられているのをご存じでしょうか。

もちろん、例外はあるものの、女性のほうが柔軟なコミュニケーションを促進しやすく、相手の気持ちを汲んだ発言や考え方をする傾向にあります。いずれの能力も、社内外問わずビジネスシーンで必須と言っても過言ではありません。

とくに、交渉や提案などの場面では、女性特有のスキルが発揮できるでしょう。

女性のほうが細かな部分に気が付きやすい傾向

男女で比較した際、女性のほうが細かな部分に気が付きやすいといった理由から、女性のリーダーシップが求められています。

「ここを改善するべきでは?」「フローの問題点はこの辺では?」などのように気が付けるのは、女性のほうが多い傾向にあるのです。

もちろん、男性でも細かな点に気が付きやすい方はいますが、女性と比べると少ないと言われています。

ビジネスにおける課題は必ずしも分かりやすいものであるとは限りません。細かな部分に気が付けるような視点と、それをしっかりと指摘できるリーダーシップは現代の女性に求められている要素です。

女性に求められる「リーダーシップ」の在り方

現代の日本において求められている女性のリーダーシップですが、具体的にどのような在り方が望ましいのでしょうか。

ここからは、女性に求められるリーダーシップの在り方について、詳しく解説していきます。

感情に流されない判断力

女性に求められるリーダーシップの在り方として、まず挙げられるのが「感情に流されない判断力」です。

女性は感受性や共感能力が高いといった強みがある一方で、感情に左右されやすいといった注意点もあります。ネガティブな出来事が起きたときや、業務でイライラしたときなどに、仕事のパフォーマンスに影響してしまうのは避けるべき部分でしょう。

とくに、「ミスをしたときの立ち直りが遅い」「同僚の不幸な話を自分事として捉えすぎてしまう」などの女性は、とくに感情に流されないようセルフコントロールが必要となります。

感情に流されないためにも、日ごろからアンガーマネジメントを意識して過ごすなど、自分の感情や思考、行動をコントロールできるようにしておきましょう。

相手に寄り添ったコミュニケーション

もともと女性はコミュニケーション能力が高い傾向にありますが、さらに意識してほしいのが「相手に寄り添うこと」です。

自分の立場から発言することは大切ですが、言葉を受け取る相手の立場にも経って言葉を選ぶことが重要です。

「どう伝えるべきか」「相手ならどう受け取るか」などを常に考えて、相手に寄り添ったコミュニケーションができるようになると、周囲からも信頼される存在を目指せるようになります。

とくに、相手を注意するときや、誤りを指摘するとき、相談するときなど、相手に何らかの影響があるコミュニケーションのタイミングで「相手に寄り添うこと」を意識してみてください。

周囲のモチベーションアップに貢献

女性特有のコミュニケーション能力の高さや共感能力の高さを活かし、周囲のモチベーションを向上できるような役回りは重要です。

コミュニケーション能力×共感能力を活かすことで、チームのメンバーを鼓舞したり、やる気を引き出したりすることにつながります。

「どう伝えたら相手がやる気を出すか」を常に考えて行動することで、女性リーダー特有の強みを生かしたビジネスパーソンを実現できるでしょう。

女性リーダーに向いている人の特徴

女性にもリーダーシップが必要として上記では触れましたが、「リーダー」そのものが向いている女性も多いです。

一般的に、女性リーダーに向いているとされているのは、以下のような特徴を持つ人です。

 

  • 変化を受け入れやすい
  • サポート役が苦ではない
  • コミュニケーションを交わすことが好き、抵抗がない
  • 向上心が高い
  • 論理的に物事を考えられる
  • 言語化が得意

 

リーダーを目指してみたい、管理職になりたい、と考えている女性は、上記と自分の性格とを照らし合わせて、適性があるかを判断してみるのも良いでしょう。

まとめ

本ページでは、女性に必要なリーダーシップの在り方について解説しました。

「リーダーシップ」と聞くと、チームのリーダーや管理職に該当する能力と考えがちですが、実際は働く一人ひとりが持つべき要素と言えます。

とくに、まだまだ男性が中心となっているビジネスの現場では、女性の視点が新たな風となることも少なくありません。

自分のキャリアアップやスキルアップなどのためにも、ぜひリーダーシップの視点を意識して業務と向き合ってみてはいかがでしょうか。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。
自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。




RUN-WAY編集部

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