後輩を育てるのに大切なのは「尊重」?!上司がやるべき3か条とは

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新入社員が入ってきたり、バイトさんが入ってきたりしてあなたが上司になったとき、後輩のことはしっかり育ててあげたいと思いますよね。
ですが、職場内でのコミュニケーションの中でも、最も多くの人が「大変だ」と考えているのが、対後輩に対するもの。強く叱ればやる気が削がれ、だからと言って甘やかせば成長しない……。自分ではよかれと思ってしたことが正しく伝わらないと、こちらの心も折れてしまいます。
その問題を解決するには、「尊重」が役に立つんだとか。一体どういうことなのか、今回はそんな難しい後輩を育てる方法について解説していきます!

後輩を育てる方法①成功はしっかり褒めて、一緒に喜ぶ

たとえ、出来がまあまあだったとしても、それなりだったとしても、出来たことに変わりはありません。後輩が仕事を覚えたり、一人で仕事をこなせた時には、とにかくしっかり褒めてあげましょう。
褒め方にもコツがあります。漠然と「良かったよ~」「いいね」などと言われたのでは、「褒められたけど、何が良かったのかな」「もしかして気を遣ってくれてる?」などと思われてしまいます。ポイントは「何が」「どんなふうに」よかったか。
例えば、「この資料、すごくよくまとまってたね。グラフがパッと見で分かりやすかったよ」など。そのうえで、「今回はこんなにできたから、次はもっと良くするためにここはもう少し見やすいフォントサイズにしてみてくれるかな?」というように、注意することがあれば付け加えます。
明確であればあるほど、後輩は自信をつけることができ、これから更に頑張ろうという気持ちになります。

後輩を育てる方法②叱る時は理由を明確に!解決策も付け加えて

後輩がミスをしてしまった時、叱らなくてはならないタイミングもあるでしょう。そこで、①と同じようにあくまで「明確に」「事実だけを」追って叱るようにします。
「全然できてないじゃない!」とか、「ミスしすぎなんだよね」とか、漠然とした怒られ方ではやる気がそがれるだけで何の改善もしません。叱る時は、明確に、そして理性的に。
「昨日頼んだ仕事、今日の朝までって言っておいたよね。できてないことには何か理由があるのかな」と、具体的な事実を取り上げ、なぜできなかったかを聞き出します。
そして、怒ったら怒りっぱなしにはしません。理由が「分からないところがあった」なら、分かるまで説明をしてあげます。「忘れていた」なら、忘れないようにどうしたらいいか一緒に考えてあげましょう。次に同じミスを繰り返さないようにするのも、先輩の仕事の一つです。

後輩を育てる方法③自分がミスをしたら部下にもしっかり謝ろう

①、②は「相手を尊重して自分が仕事に口を出す」ことでしたが、ここでは「相手を尊重して自分のミスも認める」ことを書いていきます。
あなただって人間ですから、ミスをすることがあるでしょう。上司だからと言って、そこで気張る必要はないのです。ミスをしてしまうこと自体は、何も悪いことではありません。ですが、自分が犯してしまったミスを、関係のない後輩のせいにするのは絶対にいけません。
自分の指示が間違っていた結果、後輩のミスを誘発してしまったなら、しっかり端的に謝りましょう。そして、正しい指示を出してください。
ミスを謝ることは、後輩への信頼の証にもなりますし、もし後輩がミスをしてしまった時、報告を怖がって隠さなくなります。

まとめ

後輩を育てる「尊重」3か条、いかがでしたか? 上司だからと言って気張らず、かつ甘くなりすぎないというのは本当に大変な加減だと思います。
ですが、酷く叱る上司の下で育った後輩は、さらなる失敗が怖くて新しいことができなくなったり、甘い上司の下で育った後輩は、上司を舐めて仕事をさぼったりします。
ですが、あなたが後輩を尊重している姿勢を見せることで、後輩も必ずあなたを尊重するようになります。上司としてのあなたの責務を果たすためにも、大変ではありますが、しっかり「お互いに尊重し合う姿勢」を後輩へ教えてあげてくださいね。




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RUN-WAY編集部

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