ロジカルシンキングって何?例題も併せて紹介

ロジカルシンキング




演繹法・帰納法の例題をご紹介

演繹法や帰納法は、名前は難しくても人々が議論する時には普通に考えることです。演繹法では「動物はいつか死ぬ」という前提条件があれば、猫は動物なので「猫はいつか死ぬ」という結論を導くことができます。帰納法では「飼っている3匹の猫が全て死んだ」という具体的な内容から傾向を考え「いつか猫は死ぬ」という一般的な結論に導くのです。
例題として「一般的に地球では、緯度が高い地域は気温が低い」「北海道札幌市が北緯43度、熊本県熊本市が北緯32度」という2つの条件があったとします。そこから導ける結論は「北海道札幌市の方が熊本県熊本市よりも、気温が低い」という考えです。演繹法では、どれが一般論や具体的な事例かを見極めることが大切になります。この例題では、前者が一般論で後者は個別事象なので、前者を前提に考える方法が当てはまるのです。
次の例題では「AさんはB君にお誕生日をお祝いしてもらい喜んだ」「父が記念日を忘れたので母は怒った」「姉は恋人と過ごすクリスマスを楽しみにしている」という前提条件から、どのようなことが導けるかになります。帰納法を用いると、この3つの具体的な事象を参考に「女性は特別な日を大事にし、楽しみにする傾向がある」という結論が導けるのです。ここでは特別な日や女性という共通事項から、一般的な結論を出しています。

ロジックツリーの例題をご紹介

ロジックツリーでは、テーマとなる内容を要素分解して樹形図に示します。これにより、大きなテーマでも小さな要素に分け、問題を発見できるのです。例題として「体重を減らすには」というテーマを掲げるとします。それを1段目にして、ロジックツリーを3段で形成するのです。解答としては2段目に「カロリーの消費量を増やす」「カロリーの摂取量を減らす」などを挙げていきます。3段目には、それぞれの具体的な解決法を書いていくのです。例えば、カロリーの消費量を増やすには「ジョギングをする」「半身浴をする」「ダンスをしながら歌を歌う」、カロリーの摂取量を減らすには「間食をやめる」「夕飯を減らす」「朝はスムージーのみ」などの具体策を書き出します。それを見れば解決方法が分かりやすく、最適と考えるものから始めればいいでしょう。ロジックツリーではMECEの考え方も活用して、重複や漏れがないように書き出すことがいいとされています。

ロジカルシンキングの例題に挑戦

ロジカルシンキングとは論理的に考えることであり、物事を漏れや抜けることなく順序良く考えて、相手に伝える能力でもあります。ビジネスにおけるコミュニケーションでは重要なのです。具体例として演繹法・帰納法やロジックツリー、MECEなどありますが、それぞれの場面で最適な使い方をするといいでしょう。そのためには、ロジカルシンキングの例題に挑戦し、実践力を付けることが大切です。ロジカルシンキングは、面接やグループディスカッションなどの就職活動でも実践する機会があります。この思考法を意識すれば、論理的に考えられ結論を導きやすくなるでしょう。

 




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RUN-WAY編集部

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