「仕事は恋愛と同じ」好きだけじゃ、続かない【ライター/北条かや】

好きだけじゃ、続かない

夢が叶った!と思ったけれど

私も、作家として初めて原稿料をもらったときは、「ああ、夢がちょっとだけ叶ったのかもしれない」と実感しました。が、すぐに「思ったように書けない」とか、「原稿料だけでは生活できない」とか、「原稿料で生活しようと思ったら、好きなことを好きなように書けない」などの悩みが出てきたなぁと思い出しています。好きなことが、だんだん「純粋な『好き』」ではなくなってくるんです。

ぜいたくといえばぜいたくですが、何度も「好きなことを仕事にするより、副業としてやっていたほうが良かったかなぁ」と考えました。作家を副業にして、大成功している人はたくさんいます。

「私には文章がある!」という思いは、初めの方こそ希望でも、次第に「私には文章しかない、だから他の仕事なんてできないんだ、文章で生きていくには、ツライことも我慢しないといけないんだ」という、強迫観念に変わっていくんですね。

仕事は恋愛と同じ

好きな対象だからこそ、苦しんでしまうんです。仕事は恋愛と同じで、好きすぎると苦しくなってくる。相手の気持ちを想像するだけでしんどい。不安。仕事が手に付かない。好きな相手から拒絶されたらもう、人生終わりだと感じてしまう。

そうやってツラい思いを我慢して、コップの水が溢れてしまうくらいなら、「好きなこと(人)」にこだわりすぎるのは、やめてもいいんじゃないでしょうか。

仕事ってそもそも生きるために必要な営みですから、ストレスなく生きていくことを最優先に考えるべきなんです。「好き」がストレスの源泉になってしまうのは、本末転倒。大恋愛もいいけれど、落ち着いてまったりした友愛関係もいいんじゃないかな、と最近は思います。そのバランスが難しいんですけどね……私も試行錯誤しているところです。(文・北条かや)

 

北条かや

北条かや

石川県出身。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。
自らのキャバクラ勤務経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)で注目される。
以後、執筆活動からTOKYO MX『モーニングCROSS』などのメディア出演まで、幅広く活躍。
最新刊は『インターネットで死ぬということ』(イーストプレス)、
他に『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)、『本当は結婚したくないのだ症候群』(青春出版社)、
『こじらせ女子の日常』(宝島社)。公式ブログは「コスプレで女やってますけど Powered by Ameba」(https://ameblo.jp/kaya-hojo
ツイッターは@kaya_hojo (https://twitter.com/kaya_hojo)

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RUN-WAY編集部

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