ワインの味わいを決める5つ要素とは?【ワイン&フードスタイリスト/すどうみほこさん】

ワインの味わい

なにかとイベントの多い年末年始、ワインの登場頻度も高くなるようです。「お正月、ホームパーティにもっていくワインが決まらない!」という声もちらほら。そこで、今回はワインの味わいを決める要素についておはなししたいと思います。ぜひ、ワインをセレクトするときの参考にしてください。

ワインの味わい

ブドウ品種をチェック!

粒のサイズ、皮の厚み、色素の量、成分構成などにより香りや味に違いがあり、品種ごとに多様な個性があるブドウ。赤ワインで有名な品種は「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「ピノ・ノワール」、また白ワインでは「シャルドネ」「ソーヴィニヨン・ブラン」「リースリング」などがあります。最近は、ラベルに品種名が記載されるワインが増えてきたので、好みのワインに出会えたら、なんのブドウ品種でできているか書き留めて覚えてみてください。自分の好みの品種がわかったら、次はそれ以外の品種も挑戦してみて。品種を10種類くらい覚えたら、世界がぐーんと広がっていきます。

収穫年(ヴィンテージ)を確認

ワインは原料がブドウのシンプルなアルコール飲料。そのため、ブドウの出来栄えが大きく味わいに影響してきます。毎年、気温や降水量など天候によりブドウの生育状態が変わるので、ブドウの収穫年を確認することも大事です。収穫年(ヴィンテージと)に関して、各地方の生産者組合、ワインショップ、レストランなどが独自で「ヴィンテージチャート」を作っています。どの年がよいのかチェックして参考にするがオススメ。ちなみに私が生まれた1968年はバッドヴィンテージ、不作の年でした。娘の生まれ年は当たり年だったので、彼女が20歳になったときにバースデーヴィンテージワインを開けるのが今から楽しみです。

造り手(ワインメーカー)のセレクト

どのブドウを選ぶかに始まり、発酵には樽を使うのか、ステンレスタンクを使うのか? という選択から、どのくらいの期間発酵させるかなど造り手により醸造方法はさまざま。酸化防止剤を使用するかしないかなど、考え方や方針は本当に多種多様。好みのブドウ品種を知ると同様に、自分が好きなワインのスタイルを知るのは大事です。

ワインの味わい

テロワールを知る

「テロワール」という言葉ちょっと聞きなれないかも知れません。この言葉、ワインの個性を決める産地の自然環境の要因を総合した言葉です。気温、日照量、降雨量など気候条件や、土壌の性質、傾斜、方位、標高などその地の環境により味わいに違いが出てきます。専門用語を覚える必要はありませんが、それぞれの産地の大まかな特徴を知ることで、だんだん味わいの想像ができるようになっていきます。

このように、ワインの味わいを考えるとき、4つの要素をとらえることが大事。ですが、もう一つとても大事なことは、そのワインを誰と飲むか、どういうシチュエーションで楽しむかだと私は考えています。星付きの美味しいレストランに行っても、食事を共にする相手次第では「緊張して味も覚えていない」なんてことありますよね。持ち寄りでワインを携えていくときであれば、4つのポイントとともに、プレゼントする人のことやそのチシュエーションを考えることも忘れないでください!

Profil

すどうみほこ
エッセイスト/ワイン&フードスタイリスト
1968年東京生まれ。夫、娘、小型犬とともに東京在住

青山学院大学社会学情報学部ヒューマンイノベーション科修了(修士)。
明治学院大学フランス文学科を卒業後、ワインメーカーに入社。その後、フリーランスとなりワイン・食に関する執筆、講師などをして活動している。
著作に「シャンパン&スパークリングワイン」(主婦の友社)、「フランスAOCワイン事典」(三省堂 共著)、「おいしいワインの基礎知識」(KKベストセラーズ)、寄稿に「Winart」(美術出版社)ほか。
ワインアドバイザー(社団法人日本ソムリエ協会)
シュヴァリエ(フランスチーズ鑑評騎士の会)
シュヴァリエ(シャンパーニュ騎士団)
インスタグラム:オススメレストランなど食情報を発信中!
https://www.instagram.com/dessinerlasaveur/

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RUN-WAY編集部

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