脱サラした女性が経営する「東京ワイナリー」【ワイン&フードスタイリスト/すどうみほこさん】

東京ワイナリー




数年前から続く日本ワインブーム。今回ご紹介するのは、2014年以来、東京都内初のワイナリーとして注目されている「東京ワイナリー」です。場所は、西武池袋線の大泉学園駅北口から徒歩で10分ほど。練馬区の住宅街の一角にあるなんて! と、みなさんも驚かれるかと思います。元は、新聞配達所だった小さなスペースでワイン造りに奮闘する越後屋美和さんにお話しをうかがいました。

東京ワイナリー

代表の越後屋美和さん

 

東京・練馬でワインを造る

代表の越後屋さんは、玉川大学農学部卒。在学中は農家になるという夢をもち、卒業後は大田市場で野菜の仲卸の仕事に就かれました。そんな中、仕事で取り扱った高尾産のブドウの美味しさにすっかり魅了されたそうです。その後、山梨や広島で修行を積み、果実酒製造免許を取得すると、東京ワイナリーを創りました。「東京野菜とワインのペアリングの素晴らしさを伝えたい」、「ワインとともに楽しい時を過ごせるワイナリーを目指したい」という思いを胸に、ブドウの買い付け、仕込みから販売までを担当する越後屋さん。人手が足りないときは、SNSなどを通してボランティアスタッフを募集するという、活動的で笑顔がステキな女性です。ワイナリー併設の小さなカフェでは、その時々でオススメのグラスワインが飲め、ガレット、キッシュ、手作りスイーツなどが楽しめます。

東京ワイナリー

ランチタイムにもグラスワインを

年間約1万本のワインを生産している東京ワイナリー。「食用、ワイン用どちらにしても、それぞれのブドウの個性を最大限引き出せるように心がけています」と話してくれました。初めてうかがったときに出してくださったのが、山形県産デラウェアの辛口スパークリングワイン。「無ろ過で仕上げているので濁りがあります。私、濁りのあるワイン大好きなんです!」と笑う越後屋さん。サーモンピンクの暖かみのある色合いが可愛らしく、ピュアでホッとする味わい。とっても美味しかったです。

東京ワイナリー

スッキリとしたスパークリングロゼをよく冷やして

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RUN-WAY編集部

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