第3曲「水星」・・・翼のある死者
複数の調が使用され、楽器の交代が多くオーケストラの腕の見せ所の曲でもあります。
第4曲「木星」・・・快楽をもたらす者
木星(ジュピター)は有名で、ポップスにもアレンジされて歌われているほどです。原曲を知らない人からも親しまれている曲だと思います。
第5曲「土星」・・・老いをもたらす者
この組曲の中で一番長い曲です。ホルストが最も気に入っていた楽曲だったらしく、この組曲の重要な位置にあると言われています。
第6曲「天王星」・・・魔術師
デュカスの「魔法使いの弟子」(https://youtu.be/av7AfVOLPf0)に影響を受けたと言われています。ホルストの名前(Gustav Holst)を表している音(名前より、G・Es・A・H)を様々な楽器によって執拗に取り入れています。ソ、♭ミ、ラ、シが聞こえてくるので耳を澄ませてみてください・・・!
第7曲「海王星」・・・神秘主義者
静かな楽曲ですが、女声合唱も途中で加わり、消え入るように終わります。なんとも神秘的な曲です。
いかがだったでしょうか?
私は木星しか演奏したことがないですが、いつか全曲演奏してみたくなりました。夜空を見ながら《惑星》を聴いて壮大さに癒されるのもいいですね!
次回もお楽しみに!
<プロフィール>
月元 ハルカ
長崎県出身。3歳よりヴァイオリンをはじめる。田代典子、木野雅之各氏に師事。これまでに、エドゥアルド・オクーン氏、豊嶋泰嗣氏、大山平一郎氏、ロバート・ダヴィドヴィチ氏、ハビブ・カヤレイ氏、加藤知子氏、小栗まち絵氏のマスタークラスを受講。また、ながさき音楽祭、球磨川音楽祭、霧島国際音楽祭、NAGANO国際音楽祭に参加、マスタークラス修了。各地で演奏活動を行う。西南学院大学 国際文化学部 卒業。現在、福岡教育大学 大学院 音楽科 修士課程2年在学。クラシックをより身近に感じてもらうためのコラムサイト『COSMUSICA』(cosmusica.net)にて、連載「映画で学ぶクラシック」執筆中。
月元 ハルカ
長崎県出身。3歳よりヴァイオリンをはじめる。田代典子、木野雅之各氏に師事。これまでに、エドゥアルド・オクーン氏、豊嶋泰嗣氏、大山平一郎氏、ロバート・ダヴィドヴィチ氏、ハビブ・カヤレイ氏、加藤知子氏、小栗まち絵氏のマスタークラスを受講。また、ながさき音楽祭、球磨川音楽祭、霧島国際音楽祭、NAGANO国際音楽祭に参加、マスタークラス修了。各地で演奏活動を行う。西南学院大学 国際文化学部 卒業。現在、福岡教育大学 大学院 音楽科 修士課程2年在学。クラシックをより身近に感じてもらうためのコラムサイト『COSMUSICA』(cosmusica.net)にて、連載「映画で学ぶクラシック」執筆中。