「ターム」の意味と使い方とは?ビジネスシーンにおける「ターム」などを解説




「ターム」の意味とは?

「ターム」は、「述語」や「専門用語」と「期間」や「期限」という2つの意味があります。

「term」が、「ターム」の英語表現になります。

「term」は、「ターム」の意味の「述語」や「期間」の他にも、「勘定日」「期日」「出産予定日」などの意味もあります。

さらに、「間柄」「表現」「料金」などいろいろな意味があるので、しっかりと前後の文章を把握することが大切です。

また、沖縄では「ターム」の意味は「田芋」になります。

「ターンム」といわれるときもあり、南西諸島の沖縄以外では「ターウム」「ターニウム」などといわれます。

「田芋」は「里芋」と同じような食感に甘みがあり、沖縄の「ドゥルワカシー」という郷土料理など、スイーツや唐田楽などで食されます。

なお、「田芋」などの芋類は、沖縄県以外に持ち出すことが禁じられています。

「ターム」の使い方とは?

ここでは、「ターム」の使い方についてご紹介します。

教育における「ターム」

日本の教育における「ターム」は、よく1学期、2学期などというように区分を表すときに使いますが、外国の専門スクールでの学期でも使います。

これ以外に、日本の学習塾などにおいては、何分で1つの授業が行われるかを表現するときに「1ターム50分」などというようにも使っているようです。

数学における「ターム」

「単項式」が、数学における「ターム」です。

「term」の語源としては、「boundary」というギリシャ語を意味する「horos」を表現するために「terminus」というラテン語を当てたことであるといわれています。

「term」の意味合いとしては集合的なものがあり、いくつかの値になり得る「変数」の考え方と同じであるといえます。

ビジネスシーンにおける「ターム」

ビジネスシーンにおいては、その日ごとに終わるような仕事もありますが、他社との業務提携やプロジェクトなどのように、「期間」をある程度設けて行う仕事もあります。

例えば、話の中において「中長期的に」というような言葉を聞いたことがあるでしょうが、同じようなシーンで「ターム」という言葉も使われており、「ビジネスターム」といわれるときもあります。

「ビジネスターム」としては、一般的に次のようなものがあります。

  • 短期間としては~15ヶ月間
  • 中期間としては16ヶ月間~60ヶ月間
  • 長期間としては61ヶ月間以上

なお、このような「期間」は基本的に一般的なものであるため、大きな企業の規模のときなどは「期間」が違っているときもあります。

貿易における「ターム」

貿易における「ターム」としては、「shipping terms」があり、意味は「発送条件」「船積み条件」ということになります。

貿易における「ターム」の意味は、このように「条件」ということで使われるときが多くあります。

また、「terms of trade」の意味は、「貿易条件」ということになります。

「term」を使った慣用句とは?

単語を「term」にプラスすることによって、慣用句としていろいろな意味を持ちます。

ここでは、「term」を使った慣用句についてご紹介します。

把握しておけばいろいろなビジネスシーンで役に立って、非常に表現の幅も広がるでしょう。

「in term of」

「in term of」の意味としては、「~の観点から見れば」ということがあります。

主として、次のような例文のように使われます。

「In terms of economics, the Japanese economy is poor.」(日本の経済は、経済学の観点から見れば良くない。)

このときの「term」の意味は「条件」ということです。

「in term of」の意味は「~の条件では」ということになり、「~の観点から見れば」がこの言い換えになります。

「come to terms with」

「come to terms with」の意味は、「~を受け入れる」ということがあります。

主として、次のような例文のように使われます。

「He never came to terms with her mother’s death.」 (彼は母親が亡くなったことを認めようとしなかった。)

このときに使われる「term」の意味は、「期間」ということです。

「come to terms with」の意味は「~の期間に至る」ということになり、これが転じて「~を認める」「~を受け入れる」ということになります。

「in the long term」

「in the long term」の意味は、「長期的に見ると」ということがあります。

主として、次のような例文のように使われます。

「This trouble does good for you in the long term.」(長期的に見ると、このトラブルもあなたのためになる。)

このときに使われる「term」の意味は、「期間」ということになります。

売上の予測やビジネスプランの策定など、長期的に物事を見る必要があるシーンでは必ず慣用句として使われるものであるため、しっかりと把握しておきましょう。

「ターム」がある仕事をするポイントとは?

「ターム」がある仕事をするときは、計画や目標をたてて行うことが大切ですが、無茶な計画や目標では全く意味がありません。

ここでは、「ターム」がある仕事をするときに目標を立てる方法についてご紹介します。

  • 目標にする項目を決めて、どのような成果をあげるか項目ごとに具体化させる
  • どの程度の期間が項目ごとに必要かを検討して期限を設ける

例えば、「2日間程度でこの調査はできるだろう」「1時間程度あるとこの書類は作れるだろう」というように、作業する時間のみで単純に考えがちですが、実際に作業をすれば考えていなかったような状況になるときがあります。

早く終了すると余裕ができますが、時間がなくなれば慌てて間違いが発生することもあります。

そのため、期間・時間を検討するときは、時間的に3割~5割程度の余裕を持って計画することが大切です。

・目標は一目で「ターム」ごとにわかるようにする

目標を立てるときに長々と文字で書いてしまえば自分でもわかりにくく、読み返すのも面倒になってしまって、時間が目標をチェックするのにかかるというように効率が悪くなってしまいます。

そのため有効に表や数字を使って、「ターム」にわけてひと目で目標がチェックできるように作るのがおすすめです。

「ターム」の類義語とは?

ここでは、「ターム」の類義語についてご紹介します。

ビジネスシーンでは、「スパン」も「期間」のニュアンスとして使うときが多くあります。

「長期スパン」や「短期スパン」などとして使われます。

「ターム」と「スパン」の違いは、期限が前もって決められているかどうかです。

「スパン」の言葉は、一般的に講習会や授業などの時間には使いません。

また、「スパン」の意味としては、「ターム」が持たない「距離」や「長さ」などもあります。




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RUN-WAY編集部

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