「重畳(ちょうじょう)」の意味とは?
ここでは、「重畳」の意味についてご紹介します。
何重にも重なる
「重畳」は、「何重にも連なっていること」「幾重にも重なっている様子」という意味になります。
「重畳」の「重」の意味は「物事を重ねる」ということがあり、「畳」の意味は「折りたたむ」「たたむ」ということがあります。
そのため、「重畳」の意味としては、「折りたたんで重ねる」というものになります。
「重畳」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。
- 「内蔵器官は粘膜が重畳としている構造であり、命の神秘さがあります。」
非常にめでたい・満足
「重畳」は、「非常にめでたい、喜ばしいこと」「この上なく嬉しく満足であること」という意味になります。
「重畳」の意味合いとしては、「いいことが重なる」という意味から、「非常に喜ばしい」「この上なく満足である」というようなニュアンスもあります。
「重畳」を使った例文としては、次のようなものがあります。
- 「全員が努力してくれたため、現在の自分は重畳です。」
「重畳」の使い方とは?
「重畳」は普段の生活ではそれほど使われていません。
しかし、厳粛なシーンやかしこまった文章などでは使われています。
また、時代劇や時代小説などでよく見たり聞いたりします。
しかし、最近はそれほど使われていません。
ここでは、「重畳」の使い方についてご紹介します。
「重畳たる」
「何重にも重なる」という意味で、「重畳たる」は使われています。
「重畳」に、「たり」という断定を意味するものの連体形の「たる」を付けたものです。
そのため、「重畳」の意味を強くした表現になります。
現代はそれほど日常的には使われていませんが、雑誌や小説などの文章のかしこまったときに使われています。
主として、壮大な風景などに使われるときが多くあり、「重畳たる岩」「重畳たる山」などと使われます。
「そいつは重畳だ」
「結構なことである」「それは上出来だ」というような意味合いで、「そいつは重畳だ」は使われています。
最近は、「そいつは重畳だ」はゲームの時代モノのキャラクターなどで使われているようです。
このときの「そいつ」は、人でなく、状況のことをいいます。
この「重畳」の意味は、非常にめでたい・満足になります。
「重畳の至り」「重畳、重畳」
「重畳」は、いいことが殿様にあるときに使う言葉で、よく時代劇で聞きます。
例えば、殿様の世継ぎが誕生したり、藩が繁栄したりしたときなどに使います。
このときに家来がお祝いをするために、「重畳の至りに存じ奉ります」といいます。
この意味は、「この上なく喜ばしく思います」というようなことです。
殿様は、これに対して「重畳、重畳」と答えます。
この意味は、「上出来、上出来」というようなことです。
この「重畳」の意味は、非常にめでたい・満足になります。
「重畳の理」
電気回路の計算で、「重畳の理」は使われています。
電気回路を計算するときに使われる一つの方法で、「重ね合わせの理」ともいわれています。
「重畳の理」は、いくつかの電源回路を単純に計算する定理です。
なお、詳細についてはネットなどで紹介されているため参考にしましょう。
「重畳」を使うときに注意することとは?
ここでは、「重畳」の意味や使い方についてご紹介しましたが、「重畳」を使うときは意味や使い方を把握しておけばミスが少なくなります。
しかし、ミスがなくても、シーンによって注意する必要があります。
というのは、「重畳」という言葉が、文章上でよく使われる古語であるためです。
日常的に現代では使われている言葉ではないため、相手がわからなく、普段の会話で口語として使うことは困難です。
意味や使い方を自分は知っているということでも、相手も知っているとは限りません。
そのため、相手が知らない言葉を使うと、不快に感じるときもあります。
「重畳」という言葉を使うときは、このようなことに注意しましょう。
重畳の類義語とは?
「重畳」の類義語としても、意味合いが2つあります。
「重畳」の何重にも重なるという意味合いの類義語としては、「重層」や「たびたび・再三」などがあります。
一方、「重畳」の非常にめでたい・満足という意味合いの類義語としては、「めでたい」「満足・結構」「慶事」などがあります。
「重畳」の対義語とは?
「重畳」の対義語を把握していれば、用法はさらに拡大します。
しかし、「重畳」には対義語がありません。
そのため、「非」というそうではないことを意味するものを付けたり、「逆」という反対を意味するものを付けたりするときがあります。
例えば、使い方としては非重畳や逆重畳というようになります。
「重畳」の英語表現とは?
ここでは、「重畳」の英語表現についてご紹介します。
重なった層という意味の「superposition」
「重畳」の英語表現としては、「重なった層」という意味の「superposition」があります。
英単語の「superposition」は専門の言葉であるため、それほど普段の会話では使われません。
しかし、専門のジャンルや言葉の中には、困難そうに思えるものでも、ちょっと詳しく調査してみれば、実際には概要の簡単なものくらいであればわかるというときが多くあります。
ちょっと学習することによって、日常に活用できることが得られるときもあるため、物事について幅広く学習することは大事であるといわれています。
例えば、多くの人は、手相に関してはプロでなければ見られないと思っているといわれています。
しかし、ちょっと見るくらいであれば、ちょっと学習するとわかるといわれています。
なお、ネットなどでは、金持ちに短期間でなれるような手相について詳細に紹介しているようなものもあるためチェックしてみましょう。
とても満足であるという意味の「I’m very satisfied.」
「重畳」の英語表現としては、とても満足であるという意味の「I’m very satisfied.」があります。
英単語の「satisfied」には、「満足である」というニュアンスがあります。
また、「幸せにする」「満たされる」というようなニュアンスも含まれています。
「人生を幸せに送りたい」と多くの人が願っていますが、人生を幸せに送れていない人もいます。
幸せをまだつかめない人は、幸せに早くなりたいと思っている人も多くいるといわれています。
人生を幸せに送るには、家庭を設けることが大事であるといわれるときが多くあります。
特に、女性は家庭を設けることについて、他の人からいろいろいわれるときも多くあるといわれています。
なお、ネットなどでは、このような家庭を設けることなどについて詳細に紹介されているためチェックしてみましょう。