敬語「お待ちしております」の意味と例文、類義語や英語表現などを解説




「お待ちしております」の意味とは?

「待つ」は、「時を人・物事が来るまで過ごす」という意味です。
「待っている」よりも、「お待ちしております」は、「願っている、待望している」という強い意味合いがあります。
また、「しております」の意味は、「行いを続ける」ということが強くなります。
「お~する」は、目上の方に使う謙譲語です。
「お待ちしております」は、「来店を待っている」「返事を待っている」というときなどによく使います。
「お待ちしています」という表現もありますが、「おる」が「いる」の謙譲語であるため、丁寧な表現としては「お待ちしております」になります。
「お待ちいたしております」は、「いたす」という「する」の謙譲語と、「おります」という「いる」の謙譲語が使われているため、二重敬語になります。
また、敬語でないときでも、言葉の組み合わせが日本語としておかしくなっています。
正しい表現は、「お待ちしている」の謙譲語が「お待ちしております」あるいは「お待ちする」の謙譲語が「お待ちいたします」であり、「いたしております」の表現は間違っているため注意しましょう。

お待ちしております」の使い方とは?

使われるシーンによって、「お待ちしております」の使い方が違います。
ここでは、「お待ちしております」の使い方についてご紹介します。

「ご来店をお待ちしております」は接客するシーンで多く使われる

デパートが閉店するときは、「またのご来店をお待ちしております」というようなアナウンスなどがよく流れます。
これ以外にも、「ご来場をお待ちしております」というような言い方を、会社の展示会やイベントの案内でするときもあります。
このように、「お待ちしております」の使い方は、前につける言葉を変更することによっていろいろあります。
打ち合わせのスケジュールを確認するときなどは、前に日時をつけるときもあります。
例えば、「5月10日の午後1時にお待ちしております」や「弊社の大阪の事務所でお待ちしております」などという使い方もできます。
このときは、日時を単に確認すること以外に、その時を楽しみにしている、心待ちにしているというような意味合いもあります。

「心よりお待ちしております」はより歓迎するシーンで使う

より強く歓迎したいときは、「心よりお待ちしております」という使い方もあります。
「心より」の意味は、深くそう考えているということです。
そのため、「心よりご来店をお待ちしております」の意味は、「来店してくれることを強く希望しています」ということになります。
好んで接客するシーンでは使われるため、先にご紹介した「ご来店をお待ちしております」と一緒に記憶しておくのがおすすめです。

「ご連絡をお待ちしております」はメールで使うときに便利である

何か自分から問い合わせをして返事が欲しいときは、「ご連絡をお待ちしております」という使い方があります。
「ご連絡ください」の意味合いは連絡を強制するようなことがありますが、「お待ちしております」の意味合いは強制することが薄くなります。
急いでないときに無難なのは「ご連絡をお待ちしております」で、不快感を相手に与えることが少ないものです。

「お待ちしております」を使うときに注意すること

「お待ちしております」は、間違った使い方をすると、日本語としておかしくなったり、相手に失礼になったりするため注意しましょう。
ここでは、「お待ちしております」を使うときに注意することについてご紹介します。

「お待ちしております」をいきなり使うのは失礼になる

「お待ちしております」を相手に対する最後の一言に使うときは、自分から物事を一方的に決めないようにする必要があります。
その前に相手と場所や日時について、相談することが必要です。
一方的に自分から日時などを指定してはいけません。

「お待ち致しております」の使い方は間違っている

「お待ち致しております」の使い方は、丁寧なような感じがするでしょう。
しかし、このときは謙譲語の「致す」と「おる」が使われています。
そのため、種類が同じ敬語であるため二重敬語になるので、適した使い方ではありません。
しかし、使っても問題ないという方もいるので、グレーゾーンに実際にはなっています。
なお、心配なときは、「お待ちしております」を使う方がいいでしょう。

「お待ちしております」の類義語とは?

いくつかの類義語が、「お待ちしております」にはあります。
ここでは、「お待ちしております」の類義語についてご紹介します。

「お待ちしています」

「お待ちしております」よりも、「お待ちしています」は丁寧さが少なくなります。
ビジネスシーンで使うときは、「お待ちしております」の方がやはり適しているでしょう。
しかし、表現は「お待ちしております」より柔らかいので、堅苦しさが感じられないというメリットもあります。
そのため、「お待ちしています」の方が、身近な上長に使うときは使いやすいでしょう。
プライベートやビジネスシーンでの約束などでも使えるので、社内と社外で使い分けるようにしましょう。

「お越しください」

「来てください」の敬った表現が、「お越しください」になります。
強制力が「お待ちしております」よりもあるため、終わりの挨拶としては使えません。
しかし、立場が自分の方が上であったり、必ず来て欲しかったりするときは、使うことができます。
また、この表現の方が、やり取りを事務的に行うときも適していることを把握しておきましょう。

「来てください」

「来てください」は、表現が相当フランクになります。
丁寧さが「お待ちしています」よりも無いので、ビジネスシーンで使うのはそれほどおすすめではありません。
しかし、表現としては堅苦しくなく非常に言いやすいので、使うときは身内の先輩や上長のみにしておきましょう。
また、プライベートでは、近所や親戚の方をいうときに使えます。
このときも、「お越しください」や「お待ちしております」よりも、表現としては堅苦しくない「来てください」の方が適しているでしょう。

「お待ちしております」の英語表現とは?

ここでは、「お待ちしております」の英語表現についてご紹介します。
「ご連絡お待ちしております」はビジネスシーンでもよく使われますが、一般的に英語表現としては「I’m looking forward to you reply.」になります。
幅広く使うことができ、よくメールでも使われる丁寧な英語表現です。
この他にも、メールの文末に使われる英語表現の「I await your reply」は、ちょっと丁寧な表現になります。
「ご連絡お待ちしております」の英語表現は、「We are looking forward to hearing from you.」になります。






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RUN-WAY編集部

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