自己都合休職とは、労働ができる状態でありながら、自身の意思で長期的に会社を休むケースを言います。
この記事では、自己都合休職についてや、自己都合休職をする場合の注意点についてご紹介いたします。
自己都合休職をする前に確認すること
自己都合休職をする前に知っておくべきなのは、会社の就業規則に休職制度が規定されているかどうかです。
就業規則から規定を探すのが大変な場合は、直接上司に休職の意思を伝え、人事部などに休職の相談をするのがおすすめです。
上司に休職の相談をするのは大変かもしれませんが、後で間接的に知ることになるより印象は良くなります。
もし自己都合休職を決断した場合は、勇気を出して直接伝えてみましょう。
自己都合休職をする際の注意点
自己都合休職をする場合はいくつかの注意点があります。
ここからは、自己都合休職を行う際の注意点についてご紹介いたします。
お給料がもらえない可能性がある
まず一つ目は、賃金がもらえない可能性がある点です。
怪我や病気による休職の場合は、傷病手当が支給されることもありますが、自己都合による休職の場合は賃金は一切支払われない場合が多いです。
自己都合休職をする際に最も注意しなければならないポイントかもしれません。
復職後、減給になる可能性がある
もう一つの注意点として、休業が終わり復職した際に減給になる可能性がある点です。
自己都合による休職を基本認めていない会社で、復職後の減給を条件に休職を認めてくれるケースなどもあります。
このように、自己都合休職は金銭的な面でかなり厳しく扱われている点に注意が必要です。
職場の人間関係が悪化する可能性がある
最後の注意点として、職場での人間関係が悪化してしまう可能性がある点が挙げられます。
病気や怪我などが理由でない自己都合の休職は、毎日働いている同僚から反感を買う可能性があるためです。
人間である以上、こういった気持ちが起こるのは仕方がないことなので、休職前に業務を引き継いだりフォローを行うなど、なるべく配慮を行ってから休職するのが大切です。
まとめ
自己都合休職について、また自己都合休職をする際の注意点についてご紹介いたしました。
金銭的にも人間関係的にも、自己都合休職はあまり得が無い部分も多いですが、どうしても休職が必要なケースもあります。
事情について詳しく話したり、休職前に同僚にしっかり引継ぎやフォローを行い、なるべくトラブルを避けて自己都合休職をするようにしましょう。