退職の挨拶回りの時期(タイミング)とは?
ここでは、退職の挨拶回りの時期についてご紹介します。
全員に対して朝礼で退職の挨拶をする
朝礼のときは全員が揃うため、出勤する最後の日であることを伝えておくと、個々に退職の挨拶回りをする必要がありません。
朝礼があるときは、上手くこの時間を遣いましょう。
朝と夕方に上長には退職の挨拶をする
退職日の朝には上長に、「今日で出勤する最後の日になります。最後まで仕事を気を抜かないで行うのでよろしくお願いします。」と挨拶しておきましょう。
上長は自分の会社生活をサポートしてくれたため、誠意を可能な限り伝えましょう。
そのため、朝に一言挨拶しておくのみで、非常にイメージが良くなります。
挨拶を夕方にするときは、先輩や同僚には朝に挨拶する必要はありません。
機嫌が良くない人も朝はいるため、挨拶を個別にするのはおすすめではありません。
このようなことを防ぐためにも、朝の挨拶は自分の上長のみするのがおすすめです。
そして、2回目に挨拶するのは、他の人と同じ時期で問題ありません。
「2度目ですが」などの言葉を添えると、しつこいイメージもないでしょう。
無難な挨拶回りの時期は定時後である
帰宅する前に、退職の挨拶回りにすぐに行きましょう。
しかし、別の予定が定時後にある、あるいはフレックス制で定時がないときは、別の時期がおすすめです。
定時後に挨拶回りができないときは午後一がおすすめである
挨拶回りに朝行っても、機嫌が良くなかったり、忙しかったりすることがあります。
そのため、午後一のように一段落仕事がしている可能性が大きいときに、退職の挨拶回りに行くのがおすすめです。
挨拶回りの順番は自由ですが、上長からスタートしたり、一番端に座っている人からスタートしたりしましょう。
目上の人から挨拶回りを順番にすれば、不自然に席を飛ばすようになったり、余計な気配りが必要になったりします。
そのため、スタートする人のみを決めましょう。
退職の挨拶回りで伝えることとは?
ここでは、退職の挨拶回りで伝えることについてご紹介します。
上長のケース
「本日で退職となります。鈴木さんには仕事のことのみでなく、大変プライベートでもお世話になりました。退職するまでしっかり仕事を最後までこなしたいと思います。」
同僚のケース
仲がいい人のときは、話し方は普通のもので問題ありません。
しかし、あまりそれまで付き合いがなかったときなどは、言葉遣いを丁寧にしながら親しげに話しましょう。
「本日で退職するので挨拶にきました。これまでお世話になりました。これからも頑張ってください。」
部下のケース
「今日で退職するけど、これからも会社のことをよろしく頼みます。」
退職の挨拶回りをしない方法とは?
ここでは、退職の挨拶回りをしない方法についてご紹介します。
体調が良くない
世の中のマナーということでは退職の挨拶回りはする方がいいでしょうが、もう退職するため、したくないときはしなくても問題ないでしょう。
退職するときに、上長と近くの人にだけ「つわりが酷いためこれで失礼させていただきます」などといって挨拶して終わりにする方法もあります。
特に、続けるような関係でないときは、これでもいいでしょう。
退職メールを帰宅する直前に出す
退職する最後の日は挨拶回りを特にしないで、退職メールを帰宅する直前に社内に送ります。
このメールには、「本来であればお伺いして退職のご挨拶するところ…」というような文言をプラスします。
それほど関係していない人が退職の挨拶回りに来るのは面倒であるため、退職メールのみでいいと思っている人も結構多いそうです。
退職メールのみで挨拶する
退職するときは、挨拶回りをしないで退職メールを送るものです。
退職メールは失礼ではないかと心配するかもしれません。
しかし、退職がちょっと急になったことも一緒に退職メールに書いて、一人ひとりに合わせた心を込めた文章にすることによって、同僚や取引先に対する感謝の気持ちは伝わるでしょう。
退職メールを送る時期は、退職する1週間前程度がおすすめです。
慌ただしい素振りを見せる
退職の挨拶回りをしないで乗り切るためには、慌ただしい素振りを完全に引き継ぎができないということにして見せて、退職メールで最終的に挨拶するものです。
そのため、効率も良く、感謝の気持ちも伝えやすいでしょう。
会社には退職することをギリギリまで知らせないようにしてもらって、個別に退職の挨拶回りができない慌ただしさを演出します。
また、退職の挨拶回りは多くの人が集まっているときにすることによって効率良くなります。
しかし、慌ただしい素振りを見せると非常に目に付くというデメリットもあるため注意しましょう。
仲がいい人のみに挨拶する
金曜日に退職の日を決めて、定時後に挨拶回りをして、仲がいい人は話が長くなるためゆっくり社外で話をしたいと申し出ます。
金曜日は全員が早く帰るため、仲がいい人と話をしたりしてから職場に帰るとほとんどの人が帰宅しているでしょう。
誰にも退職の挨拶回りをしないで、お世話になった上長などのみに挨拶回りをします。
このような方法であれば、挨拶したくない人も帰宅しているでしょうし、退職の挨拶回りをする必要がないためおすすめです。
まとめて全員に退職の挨拶をする
退職の挨拶回りをするためには、時間がかかり過ぎるので大変でやりたくない人もいるでしょう。
このようなときは、退職する前の全員が集まってミーティングがあるときの終わりの2分間程度もらって、まとめて全員に退職の挨拶をするのがおすすめです。
そして、全員に安いお菓子などを配ると、退職の挨拶回りを乗り切ることができるでしょう。
早退する
半休を午後に取る、あるいは、午後にフレックスで帰宅する方法です。
フレックスで実際に午後2時頃に帰宅して、他の部署の人からもういないのといわれたような人もいたそうです。
この人は、普段も退職の話は自分からはしなかったそうです。
リーダーのみに挨拶する
派遣で働いているのであれば、退職するときにそれぞれのグループにお菓子を配るようなこともあるのではないでしょうか。
このときに、入ったときから挨拶もしてくれないような人がおり、退職の挨拶回りをしたくなかったときは、最後に職場のリーダーにお菓子を箱ごと渡して全員で食べてくださいというのがおすすめです。
そのリーダーが上長でないときは、自分の上長に代表して菓子折りを渡して「みなさんにもよろしくお伝えください」といってちょっと話をして済ませるものです。
ここでご紹介したような方法であれば、面倒な退職の挨拶回りをしなくて済むでしょう。