職務経歴書を作成するとき、志望動機と同じくらい、自己PRはとても悩ましい項目の一つですよね。
「書き方がわからない」
「自己PRに書ける内容っていったいどんなこと?!」
という方も多いのでは? まして、未経験の業種ならなおさらのこと……。今回は、職務経歴書の自己PRのポイント、書き方について紹介していこうと思います!
自己PRのキホン
自己PRってどうして必要なの?
職務経歴書の自己PRは、未経験でも志望する仕事に就けるようにするためのひとつのアピールポイント。職歴では表現できない強みやパーソナリティをアピールし、「うちでも活躍してくれるのでは」と思わせるための大切な項目です。職務経歴書の自己PR欄は、たくさんの経験・実績を書く必要はありません。これまでどんな仕事をしてきたか、しっかりと振り返って書くことが大切なのです。
書き方のヒント
- 応募先の企業での仕事に繋がる経験・エピソード
- 企業の役に立つと思わせるエピソードやスタンス
- 努力する意欲・やる気、自発的に新たなスキルを身につけようとする姿勢
- 売上や利益などに関する実績(数字)
職務経歴書の自己PRのキホン
職務経歴書の自己PRを書く際には、大切な2つのポイントがあります。
ポイント1 仕事に生かせる実績や経験が盛り込まれている
採用担当者は職務経歴書の過去の経験や実績を通じ、この会社で活躍できるかの判断をします。未経験でも、過去の実績に基づく具体的なエピソードがあれば、よりよい自己PRにつながります。例えば、「私はコミュニケーションスキルに自信があります!」と長所をアピールしても、本当にそうかどうか確かめようがありません。「コミュニケーションスキルがある」と採用担当者に思ってもらいたいのであれば、具体的なエピソード、数字などが必要になります。
たとえば、「私は営業として、1ヶ月に100社以上の新規企業に訪問し、新規取引先を毎月20社程度開拓してきました。そこで培ったコミュニケーションスキルは貴社のお役に立てると思います」など、説得力のある言葉を使えばよりよくなるでしょう。
もちろん無理に数字などを入れ込む必要もありません。印象はやや弱いですが、数字以外にも自身の長所とそれを裏付けるエピソードでアピールすれば大丈夫です。
ポイント2 やる気・意欲が感じられる
未経験の職種や、経験が浅い仕事に応募する際に何より大事になるのは、やる気・意欲を感じさせる内容を盛り込むことです。経験が十分でないとしても、意欲を買って採用してくれることも多くあります。必ずポテンシャルや意欲は評価される対象です。もちろん、ポイント1と同じように、単に「頑張ります」と意欲を示すだけでなく、頑張ったり工夫した「経験」を自己PRに具体的に盛り込むことが重要です。
書いてはダメ!印象の悪い自己PRとは
1.自分を持ち上げすぎている
根拠に裏打ちされていない、かつ過剰な自己肯定はあまりよくありません。最悪の場合、自画自賛している口だけの人と思われます。多少の謙虚さは大切にしなくてはなりません。
2.自分を否定する言葉が多い
1と逆ですが、自分を卑下しすぎるのもよくありません。謙虚さは大切ですが、下に書きすぎるのもいいことではありません。
3.長すぎる
もちろんこれも、短すぎてもよくありませんが、長すぎても読んで貰えません。A4用紙横書きで、10行程度までに収めましょう。
まとめ
職務経歴書の自己PRは、「読みやすさ」と「採用企業で生かせそうな経験(エピソード)・実績」が重要です。そして、できるだけ客観的な目で見直してみること。他の人に読んで貰うのもいいかもしれません。
職務経歴書は、いまから自分を雇ってくれるかもしれない相手に提出するものです。手間を惜しまず、しっかりとチェックすることで、よりいっそう効果的な内容にできるようにしましょう。