会社員からパラレルキャリアへ! 弱点と向かい合ったからこそ今がある【女性向けスモールビジネスの立ち上げ支援/鈴木晴奈さん】

鈴木晴奈

週末起業から独立し、さらに週2〜3回は会社でも勤務しているというパラレルキャリアの鈴木晴奈さん。華やかな経歴とは裏腹に、新卒の時はコンプレックスが原因の短所を抱えていたといいます。どうやって弱点を克服し、起業に至ったのでしょうか。

ポイントは……

  • 週末起業からパラレルキャリアへ
  • 独立は自由と責任が表裏一体
  • 仕事探しの前に自分探し

意見を言わなきゃ終わらない! 会議は続くよどこまでも

鈴木晴奈

新卒ではリクルートの広告営業をしました。私は人前で意見を堂々と伝えられなかったり、尻込みして影に隠れちゃおうとする自分の短所を治したいと思っていたんですけど、就活の面接の時にそこをいい意味で指摘してくれて、「一緒に成長していこう」と言ってくれたんです。

6年間頑張りました。上司やメンバーが徹底的に向き合ってくれて、私が意見を言うまでは会議を終わらせないといって会議が何時間も続いたり。厳しかったですが叱咤してくれるメンバーばかりだったので、情けない自分をちょっとでも克服して恩返しをしたいと思ったんですね。その恩返しが、営業で成績を残すことでした。

社会人になるまでは1位になる経験をしたことはなかったんですが、自分の短所とむちゃくちゃ向き合い続けた結果、関西エリアでトップ賞を何回も取らせてもらったりもしました。

禁止されていた副業が、人事部に見つかった!

鈴木晴奈

6年間働いた後、将来のことも考える時間的余裕を持った働き方がしたいと思い、ソフトバンクに転職しました。同じ営業といえど違うフィールドでの挑戦でしたが、業務の効率化など新たなことも身につけることができました。

そして昨年1年間は、週末を使って女性向けのスモールビジネス支援事業を始めたんです。兼業は禁止だったので、一度人事部に見つかって「今すぐ副業をやめないと首にするぞ」と言われて。でも、その時はまだ収益化できてなかったのですぐには辞める勇気が持てなかったんですよね。

結果的にはそれがいい意味で拍車をかけてくれたというか、後がない状況に追い込まれたので、そこで初めて月100万円以上の売上を上げることができたんです。でも、それ以上に「私にしか出来ない仕事」という心の底から感じる「楽しい!!」というワクワク感と、心が震える「喜び」を初めて味わい、それが一番感動しました。会社は、いい意味でも自分がいなくても回る仕組みが出来ていますが、この仕事は私がいないと成り立たない。「これしかない、これが私の使命なんだ」って感じた瞬間でした。

そう思えたので、今年ソフトバンクを退職し副業を本業にしました。

女性の起業支援をしながら、好きな時だけ会社勤務

今は個人事業主として、会社員女性や個人開業をされている女性に向けた起業支援をしています。サロン業やコーチング、お料理教室など、今までの自分自身の経験を生かして一人でできる範囲で起業をする「スモールビジネス」の立ち上げ支援です。

お客様を幸せにでき、かつお金をいただけるような働き方をしたいな、と思っている女性に向けたコンサルティングやセミナー講師のお仕事ですね。

9月からは六本木のスタートアップの会社にもジョインして、週2〜3日、好きな時だけ仕事をしています。自分でビジネスをしていることを伝えたうえでの入社なので、働き方も比較的自由なんです。

二つの仕事を両立していることになりますが、あまり大変ではないですね。リクルートでの経験も生かせているし、女性の起業支援も好きでやっているので楽しいです。

メリットとデメリットを自分への刺激に

鈴木晴奈

女性のスタートアップ支援では、生徒様が自分の足で立てるようになったり、成長していく姿を見られるのが一番嬉しいです。先日も通って3ヶ月の方から、初めて約20万の売上が上がった連絡をいただいたんですが、そういう時が本当に嬉しいです。

一方で、これまでのようにお給料が振り込まれなくなった分、事業への自分の思いがなくなってしまったら途端に収入がゼロにもなり得るわけです。自由と責任が表裏一体という働き方はメリットにもデメリットにもなるので、それをいい刺激にしながら働いていきたいと思っています。

私の事業コンセプトが、「軸を持って生きる女性を世の中に増やしていく。人生をより自分らしく豊かで幸せにしていく」なのですが、現在の起業支援事業は女性の経済的自立を応援する意味でスタートしました。

今後は、成人女性にとどまらず幼少期の子供たちの自己肯定感を高めていく教育などにも携わり、人生を自分の足で豊かに生きていく人を増やしていきたいですね。

将来的には、海外進出(中国・香港・シンガポールなど)も目指して、大人になっても夢を持ち続ける子供をもっと増やしていきたいと思っています。

メッセージ

若い女性たちには、自分がどんな人生を歩みたいのか、どんな人に成りたいのか、何が喜びで、何が絶対に譲れない価値観か、そんなデザインをまずは描いてほしいと思っています。なぜか。それは、人生は「For you」の精神が大切だと私は思っているからです。「他が為に」自分には何ができるのか。仕事は「誰かの何かの役に立つこと」を前提として成り立っています。その「誰のどんな役に立ちたいのか」が、つまり自分がどうありたいのか、ということの集大成だと考えています。働くことを考えることは、自分の生き方を見出すことなのです。自分の人生と向き合うことだと考えています。

仕事で多くの女性と出会いますが「どうなりたい」というのが出てこなくて、働かざるを得ないから働いている、という人が多いと感じています。

でも、働くことは人生の中で膨大な時間を費やすものです。20代、30代、40代をどんな風に過ごしていきたいのか、自分の能力や力を使って、誰を幸せにしていきたいのか、そんな問いの先に、どんな仕事がしたいのかが見えてくると思います。

平凡で、刺激も何も無い毎日を淡々と過ごすのではなく、あなた自身がどうありたいと思っていて、その為に誰かを幸せに出来るならばどんな挑戦(仕事)をしたいか。ぜひ、それを見つけ出して頂きたいなと思います。

鈴木晴奈

 

■プロフィール

鈴木晴奈

女性向けスモールビジネスの立ち上げ支援をしながら、HR関連のスタートアップ企業でも勤務。趣味は旅行と着物。「今は自分が着物を着て楽しむのが好きですが、いずれ日本の文化を海外に広げていきたいと思っています」

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https://ameblo.jp/antique-simple/



鈴木晴奈