朝凪・夕凪の姉妹書道家として書道パフォーマンスをしながら、自宅で書道教室を開いている夕凪さん。筆跡診断士として人生を変えるサポートをしたり、外国人旅行者向けのワークショップをしたりと、文字を通じて幅広い活動をしています。
仕事一色の毎日のように思えますが、実は2歳の息子さんと過ごす時間をとても大切にし、心地のいい毎日を送っているそうです。その秘訣とは?
私たちが書道家姉妹として活動することで、新しい価値を創れる!
高3の最後に書道の師範のお免状は頂いていたのですが、早稲田大学卒業後は普通に政府系の金融機関に就職しました。大学時代には周りに書道家の方なんていなかったので、資格を生かそうとか思わなかったんです。
結婚後、主人の海外転勤をきかっけに退職し、赴任先では専業主婦として過ごしていましたが、遊びに来た当時大学2年の妹が言ったんです。
「お姉ちゃんは専業主婦は合わない。私たちには師範の資格がある。書道家はたくさんいるけど姉妹はいないから、私たちが書道家姉妹として活動することで、新しい価値を創れる!姉妹の書道家として活動しよう」と。
妹に説得されて(笑)、朝凪・夕凪として姉妹で書道家としての道を進むことになりました。
2組が結婚したアットホームなお教室
中目黒の自宅では週に2回、20時から22時で大人向けの書道教室を開いています。結婚式の芳名帳で名前をきれいに書きたいとか、ホワイトボートにきれいな字を書きたいとか、みなさん様々な思いを抱えて来られるのですが、字がどんどんうまくなっていくんです。その過程を目の前で見られることにやり甲斐を感じます。
家がお教室ということもありアットホームな雰囲気なので、生徒さん同士がもすごく仲がいいです。終わったあとに生徒さん同士で食事に行ったり、ご家族や友達を連れて来てくれたり、どんどん輪が広がっているのがすごくうれしいですね。
実はこの教室で出会って結婚した夫婦が2組いるんです。赤ちゃんができた!と聞いた時には「この教室を通じて新しい命が誕生した」と感動しました。