2010年にグラビアアイドルとしてデビューし、2017年から念願叶って声優としての活動を始めた涼本めぐみさん。もともと声優になりたくて、岡山から上京してきたという彼女に、夢をつかむまでの経緯や、現在の活動について伺いました。
ポイントは……
- 岡山からひとり上京
- 声優界ならではの専門用語
- 勇気を出して早めに決断を
メディアミックス作品『妄想はアイである。』の石原萌役を担当

2017年から、声優として活動を始めました。まだまだ出演作品は少ないですが、スマートフォンゲーム『ファンタジースクワッド』のセリドット役や、メディアミックス作品『妄想はアイである。』の石原萌役を担当させてもらっています。
岡山から一人上京し、グラビア活動を経て声優の道へ

昔からゲームが大好きで、声優さんに憧れを抱いていました。だけど、地元の岡山を出て自分の力で活動していくのがなかなか現実的に考えられず……ネットなどでも「声優になれるのはほんの一握り」と書かれているし、なかば諦めていたんです。それで、まずは看護の専門学校に進んでみたりもしました。でもしばらくすると、「このまま本当に看護師になっていいのかな?」と考えるように。迷った結果、専門学校を中退しました。その後いろいろなアルバイトも経験しながら、岡山でやりたいことを探してみましたが、やっぱり「声優を目指して頑張ってみよう」と思ったんです。
最初に挑戦したのは、歌って踊る声優ユニットのオーディションだったのですが、結果は落選。それで、ほかにも何かチャンスはないかなと考えて受けたオーディションがきっかけで、まずはグラビアの仕事をすることになりました。そして、岡山を出て東京で活動を始めることになったんです。
グラビアの撮影では、初めて海外に行かせてもらったり、国内でも北海道の小樽や沖縄の石垣島など、いろいろなところで撮影ができてすごく楽しかったです。DVDのリリースイベントなどで細かく感想を書いたお手紙をもらえるのも嬉しかったですね。
業界のしきたりや専門用語など、勉強することがたくさん
声優になって本当にまだ日が浅いのですが、初めて出演させていただいた『ファンタジースクワッド』で、自分が担当したキャラクターが実際にしゃべっているのを見たときは本当に嬉しかったです。収録時は演じることに必死でしたが、声が入ったキャラクターを見て、声優になれたことをやっと実感できました。
まだ新人なので、業界のしきたりや専門用語などわからないことも多く、大変なことも……。先日、ドラマCDを録ったときに「ほかに“かねやく”ありますか?」と聞かれて「“かねやく”……?」となってしまったんです。そしたら、“兼役”といって、“ほかの役も兼ねている”という意味でした。つまり、「ほかの役でもまだ出番がありますか?」という意味の質問だったんです。こんなふうにまだまだ知らないことも多いので、もっと勉強していかなくちゃって思います。