人生、検証あるのみ! 語学留学、ダブルワーク、起業支援コミュニティで掴んだ私の哲学【株式会社スクールウィズ/成松美菜さん】

成松美菜




様々な人との交流を通して新しい仕事観に出会ったStartupWeekend

成松美菜

オプトでは、WEB広告の運用や、広告枠を持つ媒体社との交渉を担当していました。ある時、当時の上司に週末3日間で起業を体験する、StartupWeekendというイベントで誘われました。その時期、そのイベントへの参加が会社の起業プログラムへの参加条件になっていたんですね。私自身はあまり興味が無かったのですが、上司の誘いということで参加することにしました。

参加してみると、社外の人との白熱した議論に、すっかりはまりました。社会人になってストレートに相手と話し合う機会ってなかなか無いですよね。その議論の中で、自分の良い点悪い点が見えてきました。参加メンバーも、大手企業のベテランの方もいれば、新規事業の部署に所属する若手会社員、すでに起業していて仲間を求めているベンチャーの方など様々。自分の次のキャリアを考えた時に、転職しか見えていなかったのですが、起業という選択肢もあるのだと気付かされました。

さらに深くStartupWeekendに関わっていきたいと感じ、仕事で時間は無かったのですが、思い切って運営者側にまわることにしました。運営者の業務をしてから家で仕事することもありましたが、辛くはなかったです。自分が本当にやりたいことであれば、辛いことなんてないんだと実感しました。

人生は有限だと感じた祖父の死 カナダへの留学

そんな生活が続いた社会人5年目の時に、父方と母方の両方の祖父が短い期間で亡くなるということが起こり、当たり前なのですが人生は有限なんだなと、実感しました。ちゃんと目標を決めた人生を歩まないと、人生を振り返った時に後悔してしまうのではと思い、改めて自分のやりたいことは何なのかと自問しました。その結果、子供の頃からの「いつか英語を話せるようになりたい」という漠然とした憧れを思い出し、海外留学を決意しました。

思い切って会社を退職しての留学も検討しましたが、様々な人からアドバイスをいただいた結果、まずは、人生の検証期間として、会社を2ヶ月休職し、カナダへ短期留学をする方向に切り替えました。

社会人こそ海外へ 囚われた価値観からの開放

海外にいって多くのことを学びましたが、特に、人を許すことができるようになったことが大きいですね。留学前は、例えば友達に遅刻されると、大丈夫だと口にしながら、内心はもやもやしていました。そういうもやもやしてしまう自分が小さくて、嫌で悩んでいました。でも、海外では遅刻は当たり前で、ブラジル人なんて、2、3時間遅刻してきます(笑)。国が違えば文化が違うように、日本人同士でも育った環境が違えば文化が違ってくることは当たり前。今では小さいことで、もやもやしないようになりました。

新たしい価値観に出会える機会って社会人になるとなかなか無いですよね。できれば社会人こそ海外留学に行って、新しい価値観に触れるべきだと思いますね。

やりたいことは全部やる 社会人インターンシップに参加

成松美菜

帰国してから、やりたいことは全部やろうと、オンラインでの資格学習サイトの資格スクエアを運営する株式会社サイトビジット株式会社や、コンセプトウェディングを展開する株式会社CRAZYに、社会人インターンとして参加しました。

それぞれの会社で、オプトではできない経験をさせていただき、様々な価値観を知ることができました。

様々な可能性を広げて 選択肢の多い人生を

現在は、留学を多くの人々に広めたいと、留学・語学学校の総合サイトSchool Withなどを運営する株式会社スクールウィズに勤務しています。また起業家とのご縁から、ベンチャー企業支援の株式会社54にもプロジェクト単位で参加し、ダブルワークをこなしています。

土日には、StartupWeekendの運営を続けていて、昨年は日本では初の女性ファシリテーターになりました。今年は、宇宙ビジネスがテーマの回を初開催しようと企画中です。

今後について、まわりからよく「起業を考えているの」と聞かれますが、今のところその思いは無いですね。自分たちでサービスを作っていくことに興味はありますが、自分の全てを周りに共有したいタイプなんです。経営者になると、メンバーに弱いところは見せられなくなりますよね。そういう状況が楽しめないと思ってます(笑)

また、今後、結婚して、出産や育児を考えた時のことを考えたら、制度が整った大企業に戻るという選択肢もあるのかなとも思います。今は多くの経験をして、様々な可能性を広げていきたいと考えています。




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RUN-WAY編集部

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