今回お話を聞かせてもらったのは、過去にもインタビューさせてもらった(https://run-way.jp/walkers/interview/takebe/)竹部美佑さん。前回話を聞いた時は、FinTech系クラウドサービスの会社で働いていましたが、今は別の会社に転職し、新たなキャリアの一歩を踏み出していました。
転職した理由や、今の会社を選んだきっかけ、そして転職前後の心境まで、転職を考えたときに必ず気になるアレコレを、じっくり聞かせていただきました。
自分の新たな領域、よりディープな領域への挑戦をしてみたい
3月に転職したのですが、前職に飽きたとかそういうお話ではなくて(笑)。
自分の新しい領域、業界としてももうちょっとディープな領域への挑戦をしてみたいと思っていました。
あとは、これからの自分の成長とか、限られた人生の中で今一番にすべきかことは何か、というところを考えて転職しました。
今の会社は、Google社が提供している Google Cloud Platform™ (以下、 GCP™ )のプレミアムパートナーとして位置付けられている会社で、グーグルのインフラを用いた開発・保守のリーディングカンパニーとして事業を展開しています。普段の生活ではあまり意識することがないインフラ側の領域ですね。実はGmailとかYoutubeなどの皆さんも一度は使ったことがあるであろうGoogleのサービスが動いているのも GCP™ の基盤なんですよ。
私は事業推進本部のパートナー事業部という部署に所属していて、2つのミッションがあります。 GCP™ とシナジーのある他社の製品と連携し、形にして世の中に出していくのが1つ目のミッションです。 GCP™ は結局インフラなので、用途によって提案が変わってきます。なので一言で言うと何ができるのかが分かりにくい部分が大きいんですが、利用企業やご担当者様に向けて痒いところに手が届くようにする為にソリューション化していくことに注力しようと思っています。
2つ目のミッションは、クラウドエースに参画していただいているパートナー企業を「クラウドエースパートナーズ(CAP)」と呼ばせて頂いているのですが、そこを活発化させ、パートナーさんと一緒に GCP™ を盛り上げていく仕事もしています。
形のないものから形を作ることの面白さ
前職では、メーカーとして形あるものを使って他社製品とどう組んだら面白いか、ということをやっていたんですけど、今は形ないものから形を作る、というところが面白い部分だと感じています。正直インフラという形がないものを扱うことに苦労する部分があるんですけど、何ができるかと考えていると、いろんなことが無限大にできるような、領域のしばりがなくなっていく印象があります。
あと、これはどこの会社に転職しても共通していえることですが、私の場合は GCP™ や、この業種などについて勉強して理解することに当然苦労していますし、入社して間もないというのと初めての転職というところで、カルチャーショックはありますよね。
転職した今の会社自体が、2016年に設立した若い会社なので、会社の成長としてはまだまだこれからなんです。だから、前職で当たり前だったことを当たり前だと思わないようにするのと同時に、会社として絶対的に必要だよねという部分については自ら提案して、会社自体をもっと良くしていきたいとも思っています。