生活に根ざした経理を!ファイナンシャルプランナー
ライフプランに関する専門家、ファイナンシャルプランナーについて解説します。
ライフプランを踏まえた経理が可能
経理と言うと多くの人は、企業を連想するでしょう。ファイナンシャルプランナーは、個人の人生設計を踏まえた経理ができることが特徴です。人生における重要な出来事を想定して、発生する費用などを把握します。例えば、年金、介護、マイホームの購入、財産の相続などファイナンシャルプランナーの知識が役立つ分野は幅広く存在しているのです。最終的には税理士などの専門家に依頼するとしても、スムーズに手続きなどが進みます。ライフプランに関する専門家と言えるでしょう。
FP試験の種類
代表的なFP試験は2種類あります。FP技能検定とAFP・CFPです。FP技能士は、日本FP協会と金融財政事情研究会が認定する国家資格です。AFPとCFPは、日本FP協会が認定する民間資格となっています。
FP技能検定
FP技能検定は、1級から3級まであります。資格に有効期限はなく、更新は不要です。
AFP・CFP
CFP試験は、AFP試験より難しくなっています。AFP試験は、FP技能検定2級と同等レベルと見なされます。この2種類のFP試験は互いに関連しているのが特徴です。FP技能検定2級試験では、AFP試験も兼ねて実施されます。資格の有効期限があるため、更新する必要があります。
ExcelやWordなどを使いこなす!MOS
マイクロソフトオフィスの国際資格であるMOSについて解説します。
マイクロソフトオフィススペシャリスト
MOSはマイクロソフトオフィススペシャリストの略で、その名の通りマイクロソフトオフィスの国際資格です。ExcelやWordなどのマイクロソフトオフィス製品は経理でも必須ツールとなっています。それらのPCスキルを客観的に証明できる資格として、企業に認知されています。経理職でExcelによる計算やグラフ化などを一切行わない職場はまずないでしょう。経理職や会計職に就職したり、転職したりするためには取っておきたい資格です。もちろんスキルアップやキャリアアップのために取得するのも良いでしょう。
スキルアップ
選択できる試験科目は、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5科目です。実際にそれらのアプリケーションソフトを使用する実践的な実技試験です。そのため試験対策として学習していく段階で、アプリケーションソフトを操作する力がついていきます。職場での作業の効率化に繋がるでしょう。
注意点
マイクロソフトオフィス製品はバージョンアップするごとに新機能が追加されたり、改良が加えられたりします。ですが、MOSには資格の更新制度はありません。新しいバージョンの資格を取得したい場合は、もう1度試験を受ける必要があります。
仕事の幅が大きく広がる経理の資格
経理と一口に言っても、その仕事は非常に幅広いものです。ビジネスのグローバル化に対応化する企業が増える中、当然経理職もグローバル化を迫られています。従来の日本の経理の仕組みはもちろん、会計処理を国際基準で学ぶこともますます重要になってきています。経理職に就きたい人や、すでに就いていてスキルアップを目指す人などは、資格を取得するのも選択肢のひとつでしょう。
資格の取得を目指して学習しているうちに、スキルが身につくこともよくあります。そういったスキルは経理業務に従事する時役立ちます。例えばMOSなどは実践的な試験形式ですから、操作の習熟に繋がりやすいでしょう。
また、社会人として忙しいのであれば、PASSがおすすめです。eラーニングで学習から受験まで可能です。時間のない人にとって取得しやすい資格と言えるでしょう。
他にも様々な資格や検定がありますから、自分に合った資格や検定を探すのはいかがでしょうか。資格の中にはよく似た名称のものもあります。米国公認会計士と、日本の国家資格である公認会計士は違うものです。どこが主催しているかなどに注意して、間違わないように確認してください。
経理の資格を取得しておくと、仕事の幅も広がるので、是非チャレンジしてみましょう。