売れようと思わなくなったら、ラクになった【ライター/北条かや】

売れようと思わなくなったら、ラクになった




「万人に好かれようなんて無理だよ」

それまでも、「万人に好かれようなんて思っても無理だよ」「アンチがいるのは仕方ないよ」とアドバイスをくれる方はいましたが、やっぱり諦めきれなかったと思います。

人から言われて納得できるものではなかったんですよね。どうにかして好感度を上げられるはずだとあがいていました。あがいているうちに、それが態度に出て、ますます好感度が下がるという、私が子供の頃から繰り返していた失敗をまたやっていました。

炎上から2年が経って、ようやく諦めがついた

炎上から約2年が経とうとしていますが、ようやく諦めがついたんだと思います。本当に心がスーッと晴れていくような気持ちで、「わかってくれる人だけにわかってもらえればいい」と思えるようになって、2018年は軽やかな気持ちで仕事ができそうです。

時間が解決してくれただけかもしれませんが……だから、もし私と同じように、「周りから好かれたい」という気持ちでがんじがらめになっている人がいたら、時間が経てば自然に、そういう気持ちが変わっていくかもしれないということを伝えたいと思っています。(文・北条かや)

 

 

北条かや

北条かや

石川県出身。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。
自らのキャバクラ勤務経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)で注目される。
以後、執筆活動からTOKYO MX『モーニングCROSS』などのメディア出演まで、幅広く活躍。
最新刊は『インターネットで死ぬということ』(イーストプレス)、
他に『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)、『本当は結婚したくないのだ症候群』(青春出版社)、
『こじらせ女子の日常』(宝島社)。公式ブログは「コスプレで女やってますけど Powered by Ameba」(https://ameblo.jp/kaya-hojo
ツイッターは@kaya_hojo (https://twitter.com/kaya_hojo)




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