社会人二年目を迎えると、たった1年の差であなたは「上司」になります。さらに年月を重ねていくと、部下ももっと増え、大きな仕事を任される機会も増えることでしょう。
あなたにとって大切な仕事仲間になる部下とは、できるだけよい関係性でいたいもの。できるならば、尊敬する上司になりたいと思いますよね。
そこで今回は、部下が尊敬する上司像について見ていこうと思います!
部下から尊敬されるには「関心度」がキーポイントになる!
尊敬されるポイント①頑張りを見てくれていると思える
部下心理として、やはり「こんなに頑張ったのにどうして評価されないのか」「あの人は評価されて、同じ仕事をしている自分はどうして認めてもらえないんだろう」という気持ちになってしまうと、上司への信頼度は間違いなく下がっていきます。
実はこれは会社の中だけではなく、舞台やドラマの撮影現場にも通じるものがあるのだと聞きます。ドラマなどを見ていると、演出家が俳優や女優を怒鳴りつけて奮起させるシーンがありますが、実はそれだけでは人は伸びないのです。ダメなところは叱り、そしていいところはしっかり褒める。この「アメとムチ」が演出家の鉄則なんだそう。
会社においても、上司たるあなたが「部下を見る」という関心度をUPさせることで、良いところと悪いところを探すことができるでしょう。その時、この二つをしっかり使い分けることで、部下は仕事に対する姿勢や努力を上司が見てくれていると思うことができ、尊敬する上司へとなっていくのです。
尊敬されるポイント②やるべき方向をしっかり明示してくれる
「これやっておいて」「適当に何かしてて。やることあるでしょ」
こんな風に上司から指示を出されたら、あなたが部下であったらどう思いますか。「何をしたらいいかわからない」「どうしたら正解なんだろう……」と悩んでしまいますよね。
かつて、仕事は見て覚えるものでした。経験年数が上の上司程、「質問するならまずは自分で考えろ」と言う事が多いようですが、部下からしてみれば最低限の指標も示されず、ただ放り投げられたように感じてしまうのです。
部下がうまくいかず悩んでいるような時は、「部下の仕事をしっかり把握している」という関心度UPを図るのがポイント。
確かに、上司たるあなたも忙しく、逐一いろいろな指示を出すのは難しい時もあります。そんな時は、部下の出来る範囲の仕事を任せてしまうのもいいでしょう。
やり方に問題があると、結果的には間違いを量産してしまい、お互いにとって時間の無駄ですから、一度時間を取って丁寧にやり方を教えてあげましょう。そして、最終的にはしっかりと確認し、間違いは指摘してあげます。