先輩にとって、後輩指導は非常に重要な仕事ですよね。しかし一方で、マニュアルがある事務仕事ではなく、相手によって方法が異なる大変な仕事でもあります。初めて後輩指導にあたることになると、その大変さに頭を抱える人も少なくありません。そこで今回は、後輩を指導する上で意識したいコツや、参考にしたい指導方法を紹介していきます。
上手な後輩指導の方法紹介!
基本は「順を追って」指導する
指導をする上で、「順を追う」ということはとても重要になってきます。仮に仕事の経験がある場合であっても、会社が違えば仕事も違ってきます。後輩からしてみれば、「分かっているよね。やってください」と言われても困ってしまいます。やはり業務については、順番通りに説明してもらった方が、分かりやすいものです。
仮に未経験から入社してきた場合、社会人マナーや職場内のルールなどについても教えてあげなくてはなりません。この場合も同様です。最近よく聞く「最初に教えてもらえなかったから」という後輩からの文句を受けなくてよくなりますから、分からないままにしておかないようにさせましょう。
質問は後回しにせず都度受け付ける!
案外忘れてしまいがちですが、何かを教えたあとに「質問の時間を設定する」ということはとても重要なんです。後輩は先輩には委縮してしまって「質問があるのですが」と聞きにくいことが多いのです。気まずさから質問をしないままになってしまい、疑問点が解決しないまま指導が進んでしまうのはいけません。分からないことはすぐに質問出来るようにしておかないと、未解決の課題がどんどん積もってしまい、後輩自身、自らで処理できなくなってしまいます。それが思いがけないトラブルに発展してしまったりする可能性もあるのです。
指導が終わった後、「分からないところはないか?」とこまめに声をかけたり、質問を受け付けるための時間を一日に何度か設けること、質問シートやメール受付などのシステムを用意できると良い後輩指導ができます。