仕事もプライベートも充実させたい、そう思って毎日を過ごしていると、いつも何かに追われているような気持ちになることはないでしょうか。
時間を管理することが重要だというけれど、その管理が難しい。
そんな風に感じている人へ、時間管理のマトリックスについて紹介します。
「緊急なこと」に追われ続ける私たち
何となくいつも忙しい気がする、仕事でもプライベートでも、充実させようと思えば思うほど、時間に追われて行くような、そんな感覚に陥ったことはありませんか。
実は私たちは、意識していてもしていなくても、「緊急なこと」に時間を使っていることが多いのです。
例えば、締め切りのある仕事です。
毎日の業務を行う中で、急に「今日中にこれをお願い」と頼まれたら、ほとんどの人は慌てて取り掛かるでしょう。
特に仕事においては、締め切りを守ることは信用にも関わることですから、優先して時間を割いて行くはずです。
しかし、どんなときにも緊急なことを優先しつづけていると、毎日それらの「緊急なこと」に追われることになります。
その結果、自分の中で決めていたやるべきことや、やりたいと思っていたことなど、自分にとって必要なことを実践できなくなってしまうのです。
時間管理のマトリックスの考え方
ここで大切になるのは、自分の時間の使い方を改めて見直してみることです。
その見直しに役立つのが、時間管理のマトリックスです。
時間管理のマトリックスでは、時間の使い方を4つの分野に分けて考えていきます。
緊急なこと、緊急性はないが重要なこと、一見すると必要に見えるが実は不必要なこと、無駄なこと、の4つです。
緊急なことは、先にも述べたような締め切りのある(すぐ近くに迫った)仕事や、急きょ招集された重要な会議などです。
緊急性はないが重要なことは、人脈づくりや仲間づくり、資格取得の勉強などです。
今すぐ取り掛かる緊急性はないけれど、早めにやっておいた方が後々自分の役に立つだろう、というようなことをイメージしてください。
一見すると必要に見えるが実は不必要なことは、重要でない電話への対応や本当はする必要のない作業などです。
無駄なことは、特に意味もなく時間を浪費するような、単なる暇つぶしです。