天才モーツァルトのリラックス効果!?【ヴァイオリニスト/月元ハルカさん】

月元悠




宗教音楽「レクイエム」

「レクイエム」とは、死者の安息を神に願う、死者のためのミサ曲です。モーツァルトがヴァルゼック伯爵から依頼を受け病床で書き、未完のままモーツァルトは亡くなりました。ヴァルゼック伯爵の妻の追悼の為に作曲させたようです。(映画「アマデウス」では異なっているようですが)とても厳かで神聖な曲です。

フルートとハープのための協奏曲

本来、フルートとハープは音色がかけ離れているためこの2つの楽器のための楽曲の前例がありませんでした。しかし、モーツァルトがフランスの貴族の家で音楽の家庭教師をしていた際に、フルートを愛好する伯爵と、ハープを愛好する伯爵の娘のために作った曲だと言われています。フランスの香りがするような華やかで美しい曲です。

ディヴェルティメント k.136

モーツァルトが作曲した20数曲のディヴェルティメントの中でも、とても有名な曲です。誰しも1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ディヴェルティメントは「喜遊曲」という日本語訳になりますが、当時の貴族の家で祝い事があった時に演奏されていたようです。幸せに満ち溢れたような曲です。

みなさん、リラックスできましたでしょうか?

モーツァルトのことをもっと知りたいという方、モーツァルトの生涯が映画化されていますので、こちらもチェックされてみてはいかがでしょうか。

次回もお楽しみに♪

<プロフィール>
月元 ハルカ
長崎県出身。3歳よりヴァイオリンをはじめる。田代典子、木野雅之各氏に師事。これまでに、エドゥアルド・オクーン氏、豊嶋泰嗣氏、大山平一郎氏、ロバート・ダヴィドヴィチ氏、ハビブ・カヤレイ氏、加藤知子氏、小栗まち絵氏のマスタークラスを受講。また、ながさき音楽祭、球磨川音楽祭、霧島国際音楽祭、NAGANO国際音楽祭に参加、マスタークラス修了。各地で演奏活動を行う。西南学院大学 国際文化学部 卒業。現在、福岡教育大学 大学院 音楽科 修士課程2年在学。クラシックをより身近に感じてもらうためのコラムサイト『COSMUSICA』(cosmusica.net)にて、連載「映画で学ぶクラシック」執筆中。




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RUN-WAY編集部

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