天邪鬼(あまのじゃく)の意味とは? 使い方や類義語などを解説




天邪鬼とは

天邪鬼の読み方はあまのじゃくです。

天の邪鬼と天邪鬼は表記されることもありますが、いずれも間違いではありません。

なお、でんきじゃ、てんのじゃきなどと読み方を間違う方も多くいるため注意してください。

天邪鬼の意味は、人に逆らう言動をわざとするひねくれ者ということです。

例えば、他の人の発言について自分もそうである思っていても、逆らうような発言をわざとしてその場の雰囲気を乱したりすることです。

簡単にいうと、やってもいいよといわれるとやりたくなくなり、駄目といわれるとやりたくなりというように、全く逆のことをどうしてもやりたくなる素直ではない性格の人です。

天邪鬼のニュアンスは、基本的にひねくれ者ということが強い言葉であるためいい意味では使いません。

天邪鬼の由来は、日本の民話に登場する妖怪の名前であるといわれています。

古事記や日本書紀に登場している天探女(あまのさぐめ)といわれていた悪神の名前がなまって、天邪鬼になったといわれています。

もともと、この天探女は女神としてアメノワカヒコに仕えていました。

務めを8年間もの間派遣されたところで放棄していたアメノワカヒコに、ある日、キヂナナキメ(鳥)に天照大御神が戻るように伝言を頼んだときに、先にこの伝言を耳にした天探女は、「あの鳥は不吉であるため殺す方がいい」とでたらめなことをアメノワカヒコに伝えてキヂナナキメを殺させました。

キヂナナキメを殺した矢は天まで届いて、この矢をアメノワカヒコを派遣した高木神が拾って、「この矢に邪心がアメノワカヒコにあれば当たるように」と矢を打ち返した結果、アメノワカヒコの胸をこの矢が射抜きました。

また、天邪鬼という天の邪魔をする鬼であると、告げ口をした天探女はいわれるようになったそうです。

天邪鬼は、日本では人の心を読んで悪戯をしかける一種の妖怪ともいわれています、神様にもともとは由来していました。

天邪鬼な人になる要因とは?

天邪鬼の人の性格は、人と全く逆の言動をするようなひねくれたものです。

ここでは、天邪鬼な人になる要因についてご紹介します。

不器用で感情表現が得意でない

感情表現が得意でない人は、自分の気持ちを伝えるのが得意でないため、他の人から見れば天邪鬼に見えることがあります。

例えば、非常に楽しみしている気持ちを表そうとしても上手に笑えなくて顔がかえって引きつる、というように態度に表情や気持ちが出ない人です。

本心とは全く逆のことをするため、天邪鬼であると勘違いされます。

承認欲求の表れ

天邪鬼の人は、少数の意見をいう割に承認欲求が実際には強いことがあります。

自分のことを本当はわかって欲しいがどうせわかってくれないと考えて、本心を話すことができなくて、場合によってはそれどころか相手を傷つけて遠ざけてしまいます。

わかって欲しい人を求めているにも関わらず、どうせそれは叶わないと思って、全く逆の態度をいじけるように取ります。

人に流されたくない

天邪鬼の人になる要因としては、人に流されたくないと感じることもあるでしょう。

人に流されたくない人は、多数派に素直になることを恥ずかしいと思う心理があります。

例えば、ほとんどの人が本当にこれは美味しいねなどと絶賛しているものなどを、美味しいと一緒にいうのはプライドがなんとなく邪魔してできません。

例えば、多くの人が着ている流行り物の服を買ったりするのがダサいと思うのと同じような心理で、本場の味とはこれは相当違うよなどとカッコつけたくなって天邪鬼なことをいってしまいます。

本心を知られたくない

天邪鬼な人になる要因は、本心を知られたくないという心理が強いこともあります。

恐怖心が自分の本心を知られることにある人は、自分が考えていることと全く逆の言動や行動を繰り返します。

自分の本心を知られることによって、否定的なことをいわれて傷つくのを避ける傾向にあるため、本心を隠すために天邪鬼なことを無意識にいってしまいます。

天邪鬼の使い方とは?

ここでは、天邪鬼の使い方についてご紹介します。

天邪鬼は使う相手に注意する

天邪鬼は、思っていることとあえて全く逆の行動をしたりいったりすること、あるいは人のことであるため、褒め言葉としては使いません。

例えば、子供に対して親がよく本当に天邪鬼ねということがありますが、天邪鬼は性格を否定するようなニュアンスで使わないように注意しましょう。

天邪鬼を使った例文

ここでは、天邪鬼を使った例文についてご紹介します。

  • 「彼は、しなくていいというとする、しなさいというとしない、本当に天邪鬼である。」
  • 「小さいときから、彼の天邪鬼な性格は変わらない。」
  • 「天邪鬼であることと少数派の立場をとることは、別のことである。」

「天邪鬼」の類義語とは?

天邪鬼の類義語としては、ひねくれもの、へそ曲がり、偏屈などがあります。

いずれも同じような表現ですが、言葉の微妙なニュアンスや響きの違いに注意して、適切な類義語を選びましょう。

ひねくれものの意味は、歪んだ素直ではない性格をしている人です。

へそ曲がりの意味は、考え方や行動が曲がっていることです。

偏屈の意味は、性格がひねくれて偏っていて、素直ではないことです。

また、天邪鬼の類義語としては、分からず、根性曲がり、つむじ曲がり、歪んだ性格、屈折した性格などもあります。

天邪鬼の対義語とは?

正式な天邪鬼の対義語としてはありませんが、反対の意味がある言葉としては素直、率直、単刀直入などがあります。

素直の意味は、行動や考えがまっすぐで、ひがんだところがないことです。

率直の意味は、ありのままなことで、言葉や気持ちを着飾ることがないことです。

単刀直入の意味は、遠回りしないで、要点を直接いうことです。

相手の考えや性質、言動などを褒める言葉としては、素直や率直などの表現の天邪鬼の対義語を使うことができます。

天邪鬼の英語表現とは?

天邪鬼の直接の英語表現としてはありません。

ひねくれ者に意味が近い英語表現としては、「twisted person」「awkward cuss」「contrary person」などがあります。

また、考え方が曲がっているの英語表現としては、「have distorted views」「have a crooked mind」などがあります。

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RUN-WAY編集部

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