「爵位(しゃくい )」とは? 階級の序列や日本の「爵位」の制度などを解説




「爵位(しゃくい )」とは?

「爵位(しゃくい )」というのは、称号として国から与えられるものです。

「爵位」は、君主制の国で与えられるもので、どのような国でも与えられるというものではありません。

大きな成果をあげた功労者に対して栄誉称号として一代限りで与えられたり、血統で受け継がれる世襲制であったりすることがあります。

「爵位」というと中世のヨーロッパをイメージすることが多くありますが、君主国家のスペインやイギリスなどでは、普通に現在でも見られるものです。

日本人の感覚からすれば、少し不思議な感じがするかもしれません。

貴族がいることからわかるように、イギリスは相当階級が明確になっています。

なお、身分についての順番や意味については、ネットなどで詳しく紹介されているためにチェックしてみましょう。

階級として、労働者、中流、上流というようなものについて紹介されています。

「爵位」は階級の序列

「爵位」は、階級の序列を表現します。

国によって細かい名称が違っていますが、基本的に、「爵位」の序列は次のようになっています。

  • 「公爵(こうしゃく)」
  • 「侯爵(こうしゃく)」
  • 「伯爵(はくしゃく)」
  • 「子爵(ししゃく)」
  • 「男爵(だんしゃく)」

なお、ここでご紹介した「爵位」は、皇帝や王や君主に続く序列です。

君主に仕える貴族の下には、貴族以下かつ平民以上という階級もあります。

貴族や君主というと、中世のヨーロッパの世界でしょう。

違いがいろいろあるのは、階級以外にもあります。

独特の衣装や服装も、身分に応じて用意されていました。

なお、階級ごとの衣装や服装については、ネットなどで紹介されています。

日本の「爵位」の制度とは?

ここでは、日本の「爵位」の制度についてご紹介します。

「爵位」は華族に与えられた

「爵位」は、日本でも過去にありましたが、全て現在は廃止されています。

日本の「爵位」としては、大和朝廷の姓(かばね)、奈良時代の律令制の冠位十二階などが考えられます。

「爵位」は、家族令(1884年7月に施行)において制定されました。

制定された「爵位」としては、5段階の公・侯・伯・子・男がありました。

しかし、日本国憲法が1947年に施行されてから、「爵位」も華族制度と一緒に廃止されました。

というのは、法の下の平等に華族制度が反すると定義づけられたためです。

なお、日本の華族制度は、西欧や中国の「爵位」の制度を参考にしたものですが、イギリスの5爵制と偶然に同じになっているものではありません。

「爵位」を与えるのは天皇である

天皇は、「爵位」ではなく、歴代の君主の称号です。

天皇は「爵位」を与える立場で、受ける立場ではありません。

「爵位」について日本で説明されるときは、一緒に天皇も別の「爵位」と並列されることがあります。

しかし、「爵位」と天皇という称号とは関係がないために注意しましょう。

「爵位」を女性は与えられない

華族制度においては、「爵位」は家の戸主に与えられ、さらに男性に限定されると決まっていました。

また、「爵位」が下がることも、一人の人が複数の「爵位」を受けることもありませんでした。

なお、「爵位」の授与は、実際の収入も家の格とともに判断される基準になりました。

イギリスの「爵位」の制度とは?

現在、イギリスやフランスなどの数か国で「爵位」の制度が残っていますが、特にイギリスの「爵位」の制度が有名です。

ここでは、イギリスの「爵位」の制度についてご紹介します。

「爵位」を持った人とその家族が貴族になる

イギリスの貴族というのは、「爵位」を持った人とその家族になります。

階位としては「公爵」から「男爵」まであり、いずれも継承性になっています。

「爵位」をその一家の長子が引き継ぎ、700人を貴族数がオーバーしています。

「爵位」は「公爵」「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」の序列になる

イギリスの「爵位」の上からの序列は、「公爵」「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」になります。

最も序列が高いのが「公爵」(デューク)で、王族に属している「王族公爵」とこの他の「臣民公爵」があります。

代表的な「王族公爵」は、元のエリザベス女王の長男のチャールズ皇太子やその息子のウィリアム王子やヘンリー王子になります。

「Durk of ○○」が敬称で、「爵位名」が○○の部分に入ります。

例えば、チャールズ皇太子のときは、イングランドの「公爵」の一つの「コーンウォール公爵」とスコットランドの公爵の一つの「ロスシー公爵」と名乗ります。

また、「侯爵」だけが貴族の中でも「Your Grace」(閣下)と尊称されます。

「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」の敬称が「Lord」(ロード)になる

「公爵」の後には、「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」と続いて、敬称が「Lord」(ロード)になります。

「爵位名」を「Lord」に続けますが、ウィンチェスター公爵のときはポーレットの家名で、ロード・オブ・ウィンチェスターになり、ロード・オブ・ポーレットではありません。

「爵位」は女性も継承することがある

継承されていく「爵位」は、直系の一族の長子が男性女性に関係なく受け継いでいきます。

そのため、「爵位」を女性が継承するときがあります。

また、「爵位」を持っている人の妻も「爵位」が与えられます。

例えば、「公爵」の妻は「Duchess」になります。

「一代貴族」は個人に与えられる

また、イギリスでは、「一代貴族」が個人に与えられます。

「一代貴族」は、イギリス人で社会に貢献した人がメインで、イギリスの首相が推薦して女王によって決められます。

「爵位」は、「男爵」になり、閣僚や首相を経験した人などに与えられますが、「爵位」をイギリスの元のサッチャー首相も与えられました。

また、「一代貴族」としては、格が「男爵」よりも下の「爵位」として「ナイト」(騎士)と「準男爵」があります。

いずれも「Sir」(サー)の敬称になりますが、「準男爵」は世襲制で、「ナイト」は一代限りという違いがあります。

有名な「準男爵」を与えられた人はロールスロイスの創設者のヘンリー・ロイスやビールメーカーのベンジャミン・ギネスなどで、有名な「ナイト」を与えられた人はマイクロソフトを創設したビル・ゲイツやミュージシャンのポールマッカートニーなどです。






この記事に関するキーワード

RUN-WAY編集部

RUN-WAYは、「自分らしくHappyに働きたい」と願う、全ての女性をサポートするためのメディアです。
働く女性の困ったを解決し、理想のキャリアに一歩近づくための情報をお届けします。