「大事に至らない(だいじにいたらない)」の意味とは?
「大事に至らない」の意味は、「深刻で致命的な事態にはならない」ということです。
「大事に至らない」の使い方とは?
ここでは、「大事に至らない」の使い方についてご紹介します。
「大事に至らない」の意味は「深刻で致命的な事態にはならない」ということがあるため、何かトラブルが発生したが、致命的な事態にならなかったときに、「大事に至らない」を使ってみましょう。
例えば、床に高価な茶碗を落としたが割れなかったときは、「茶碗を落としたが、大事に至らなかった」というように使うことができます。
「大事に至らない」を使った例文とは?
ここでは、「大事に至らない」を使った例文についてご紹介します。
「大事に至らない」を使った例文1
- 「交通事故に遭ったが、足を少し骨折したのみで、大事に至らなかった。」
この例文は、交通事故に遭っても、足を少し骨折したのみで済み、命に別状はなかったという意味になります。
このように、「大事に至らない」は致命的な事態にならなかったときに使います。
死亡してもいいくらいの交通事故でも軽い怪我で済むと、「大事に至らなかった」ことになるでしょう。
「大事に至らない」を使った例文2
- 「仕事でミスをしたが、先輩がすぐにフォローしてくれたため、大事に至らなかった。」
この例文は、仕事でミスをしたが、先輩がフォローしてくれたため、致命的な事態にならなくて済んだという意味になります。
ミスは早くわかって適切に処理すると、大きなトラブルが発生しないため、隠さない方がいいでしょう。
「大事に至らない」のビジネスシーンでの使い方とは?
ここでは、「大事に至らない」のビジネスシーンでの使い方についてご紹介します。
「大事に至らない」はビジネスシーンでもよく使う
「大事に至らない」は、ビジネスシーンで発生したトラブルについても使うことができます。
例えば、ミスをしたがトラブルを先輩の機転で防止できたときや、作業を前倒しでしていたためにパソコンが急な停電で使えなくてもトラブルが発生しなかったときなどがあります。
「大事に至らない」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。
- 「初めての仕事でミスをしたが、先輩のおかげで大事に至らずに済んだ。」
- 「会社で停電が急に発生したが、前倒しで仕事を進めていたために大事に至らずに済んだ。」
目上の方に「大事に至らずに済みました」と報告する
上長や目上の方に「大変な状況にはならずに済んだ」ということを報告するときがあるのではないでしょうか。
このときは、よく「大事に至らずに済みました」ということがあるでしょう。
「大事に至らずに済みました」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。
- 「仕事の件ですが、先輩のアドバイスもあって大事に至らずに済みました。」
- 「先日はお休みを急にいただいてすみませんでした。おかげさまで大事に至らずに済みました。」
「大事に至らない」の類義語とは?
ここでは、「大事に至らない」の類義語についてご紹介します。
「大事にならず」
「大事に至らない」の類義語としては、「大事にならず」があります。
「大事に至らない」というのは、「致命的な事態にならずに」と大変な事態を避けられたことを表現します。
「大事にならずに済んだ」と、「大事に至らずに済んだ」はいい換えることができます。
なお、「大事にならず」の読み方は、「おおごとにならず」になります。
「大したことにならず」
「大事に至らない」の類義語としては、「大したことにならず」もあります。
実際の害があまり大きくなく、軽微になったという意味で、「大したことにならずに済んだ」などと使うときがあります。
「大事に至らないことを祈っております」とは?
ここでは、「大事に至らないことを祈っております」についてご紹介します。
「大事に至らないことを祈っております」の意味
「大事」の意味は、「大きな事」です。
「大事に至らない」の言い方のときは、一般的に、「大きなトラブル」や「大きな問題」にならないことを表現する使い方になります。
ビジネスシーンでの「大事に至らないことを祈っております」の使い方
ここでは、ビジネスシーンでの「大事に至らないことを祈っております」の使い方についてご紹介します。
例えば、トラブルが取引先との契約交渉で発生したとします。
最悪のときは、交渉が決裂することもあります。
このようなときには、「大事に至らないことを祈っております」と使えるでしょう。
まだ交渉が決裂するという「大事」にはなっていないため、このような表現を使うことができます。
この言葉を使うときは、示している対象の状態に注意しましょう。
「大事」という事態にすでになっているときは、この表現は適切ではありません。
「大事に至らないことを祈っております」を使った例文
ここでは、「大事に至らないことを祈っております」を使った例文についてご紹介します。
- 「大事に至らないことを祈っています。」
- 「大事に至らないことを祈っております。」
- 「大事に至らないことを、お祈り申し上げます。」
この例文のように、変化を語尾の変化によって付けることもできます。
「大事に至らない」の英語表現とは?
ここでは、「大事に至らない」の英語表現についてご紹介します。
「大事に至らない」の英語表現は、「It didn’t get serious」になります。
「serious」の意味は、「重篤な、重大な」ということです。
また、「大事に至らない」の英語表現としては、「It was nothing serious.」もあります。
相手の状況を「大事に至らなくて何よりです」と喜ぶ意味合いを出したいときは、「I’m glad」を文頭に付ける英語表現がいいでしょう。
また、「無事でよかったです」「大丈夫でよかったです」という意味合いのときは、シンプルな「I’m glad you’re okay.」というような英語表現も使えます。
「I’m glad」を使った例文としては、次のようなものがあります。
- 「I’m glad it was nothing serious.」(大事に至らなくて何よりです。)