デッドラインの意味とは?
ここでは、デッドラインの意味についてご紹介します。
一般的にビジネスシーンで使われるときのデッドラインの意味は、締切日や納期ということです。
一方、出版業界の雑誌社や新聞社などのときのデッドラインの意味は、原稿の締切り時間になるのが普通です。
このような最終期限を意味するときのデッドラインは、最終のギリギリの締め切り時間をいうことが特徴です。
例えば、1月15日が初めに設定されている締切日でも、本当の締切日は実際には1月30日ということもあります。
一般的に、デッドラインは、このようにこれ以上遅れると本当に駄目になる日時のことをいます。
デッドラインのこれ以外の意味としては、限界線もあります。
油や水などの貯槽タンクにおいてこの限界線は使われており、このレベルを内容量が上回ることがないようにという境界をいます。
デッドラインの由来
デッドラインは、外来語で、「deadline」という英語表現に由来するものです。
「deadline」の意味は、最終期限、雑誌や新聞の原稿の締切り時間ということで、日本語のデッドラインと同じような意味になります。
「dead」の英単語の意味は、生命のない、死んだなどですが、閉ざされた、出口のないというニュアンスもあります。
デッドラインの使い方とは?
ここでは、デッドラインの使い方についてご紹介します。
デッドラインは、ビジネス用語として多くのジャンルで使われています。
使い方を間違わないように、ここでは参考までにデッドラインを使った例文についてご紹介します。
例文1
この商品の増産が決定したため、デッドラインは11月5日の納期であると念押しするために連絡しておいてください。
例文2
デッドラインを洗浄用の水が切っているが、どうして警報が鳴らなかったか?
例文3
先生からまだ原稿が届いていないが、きちんとデッドラインは伝わっているか?
デッドラインの類義語とは?
ここでは、デッドラインの類義語についてご紹介します。
締め切り
締め切りの意味は、出入口、窓、戸などを閉めた状態にすること、あるいは、締め切られたところ、周りが閉じられたところです。
期日
期日の意味は、それを行うことについて、前もって決まった約束の日のことです。
期限
期限の意味は、前もって決められた一定の日時のことです。
縛り
縛りの意味は、しばりつけること、制限、束縛です。
デッドラインと同じようなカタカナ用語
デッドラインと同じような言葉が、カタカナ用語の中にはあります。
きちんとデッドラインと区別するためにも、ここではデッドラインと同じようなカタカナ用語についてご紹介します。
デッドエンド
デッドエンドのカタカナ用語の意味は、物事が行き詰まったさま、行き止まりということです。
これ以外にも、ガス管はここまでです、ここまでしか水道管は通っていませんなどというように、連なっているものが途絶えたところをいうときにもデッドエンドは使います。
また、デッドラインと同じように、締め切りや納期という意味もあります。
このときは、どのようなことがあってもこれ以上は待てない、ここが本当に最終の地点であるというような意味合いが強くなるため、区別してきちんと使うようにしましょう。
レッドライン
レッドラインのカタカナ用語の意味は、超えてはいけない一線ということです。
これのみを見れば、デッドラインでも問題ないのではないかと考えるかもしれませんが、レッドラインをこの意味で使うときは和製英語になります。
主として、レッドラインは、外交関係や軍事関係の案件などにおいて超えてはいけない一線を表現するときに使います。
そのため、レッドラインは新聞の記事やニュースなどではよく目にするでしょう。
レッドラインを使った例文としては、次のようなものがあります。
- 「国に対する反発とみなすレッドラインは‥」
- 「今回のこの国の行動はレッドラインを超える。」
これ以外に、赤い線の意味で使うシーンも多くあり、アイスホッケーのリンクでレッドラインというと中央に引いている赤い線のことをいいます。
また、車にあるタコメーターでレッドラインというと、スピードをこれ以上出してはいけないという基準を表示する赤い線のことをいいます。
デッドラインの英語表現とは?
ここでは、デッドラインの英語表現についてご紹介します。
「deadline」が、デッドラインの英語表現になります。
「deadline」の意味としては、次のようなものがあります。
- 最終の期限
- 最終の受付日
- 締め切り
「deadline」の使い方としては、次のようなものがあります。
- 「Keep the deadline.」(期限を守りなさい。)
- 「Don’t miss the deadline.」(期限を守りなさい。)
- 「deadline crises」(締め切りに追われる)
- 「meet the deadline」(締め切りに間に合う)
- 「deadline for delivery」(納入期限)
- 「deadline for payment」(支払い期限)
- 「deadline for a report」(報告書の締め切り)
- 「deadline for concluding negotiations」(交渉期限)
- 「deadline for bidding」(入札期限)
なお、納入の締め切り日になる納期として「deadline」の英語表現を使う人もいますが、厳密には「delivery date」という配達日を意味するものになります。
例えば、納期は2月1日であるが、2月10日まで最悪のときは問題ないというときの英語表現としては、次のようになります。
- 「delivery date:February 1st」(納期:2月1日)
- 「deadline:February 10th」(最終期日:2月10日)
「絶対にこの期日は守ってください」ということを間違いなく英語で伝えたいときは、「deadline」を「delivery date」の代わりに使う方がいいでしょう。
このような「deadline」の使い方を知識として把握しておくと、ビジネスシーンにおいて外国とやり取りするようになったときに役に立つでしょう。