「度し難い(どしがたい)」の意味と使い方とは?類義語や英語表現などを解説




「度し難い」の意味は?

「度し難い」は「救いがたい」という意味ですが、さらに表現が砕けたものとしては「どうしようもない」があります。

いかに道理を説明しようとしても、理解しない、聞き入れないというような人を「度し難い」といいます。

細かく「度し難い」をわければ「度すをすることは困難である」になりますが、「度す」の意味は「済度する」になります。

「済度する」の意味は、簡単に仏教用語でいえば「救済」になります。

菩薩や仏が、間違ったことを本当のことであると思っているような人を救って、悟りの境地に導くことです。

このことから、単純に、意味として「苦労や困難から救うこと」ということでも使われるときがあります。

「度し難い」は「済度することが困難である」ことであるため、「救いようがない」「救うことができない」という意味になります。

「度し難し」は、ことわざの「縁なき衆生は度し難し」として使われています。

このことわざは、意味が「他の人の話を聞かない人は救うことができない」ということになります。

「縁なき衆生は度し難し」の「縁」の意味は主として仏教徒と仏のつながりで、「衆生」の意味は人以外に全ての生きているものです。

仏と仏教徒のつながりを信じない人は、仏の慈悲深い教えを聞くことはありません。

このことわざの意味は、それでも仏が教えを説こうとしても聞かない人は救いがたいということになります。

これが派生して、このような態度を取る全ての人の例えとして「他の人の話を聞かない人は救いようがない」というように仏教徒以外に使われるようになりました。

「度し難い」の使い方とは?

ここでは、「度し難い」の使い方についてご紹介します。

他の人を非難するときによく使う

「度し難い」は、他の人を非難するときによく使います。

「度し難い」の例文としては、次のようなものがあります。

「あの人の良くないところは度し難い頑固さである」

「上長の指示を聞かない社員は度し難い」

「他の人の意見を聞かない度し難いような人は駄目である」

「度し難い」は、ネガティブなことを強調するときに使われます。

褒めるときには使わない

非常に強調するために「度し難い」を使うときがありますが、このような使い方は間違っています。

褒めているようにニュアンスとしては聞こえますが、実際の意味としては非難しているようになって、全く逆のことを表現するようになります。

そのため、「度し難い」は、ポジティブな意味や褒める意味では使わないようにしましょう。

「度し難い」の類義語とは?

ここでは、「度し難い」の類義語についてご紹介します。

「度し難い」がわからない相手と会話をするときは、「度し難い」の類義語を把握しておくと便利です。

「許せない」

「度し難い」は、意味が「神に救われる価値もない」ということであるため、イメージとしてはどこか客観的なものを与えるようになります。

「許せない」は、主観的な「度し難い」イメージの言葉になるでしょう。

特に、「度し難い」行いによって被害を実際に受けたときは「許せない」と思うでしょう。

「始末に負えない」

「度し難い」と同じような意味の言葉としては、「始末に負えない」があります。

「始末に負えない」の意味としては、「処理ができない」「どうしようもない」「手に負えない」ということがあります。

例えば、困った人が同じ職場いるときは、話をすると行いが直るような人がいる一方、「どうしようもない」と思うような人がいます。

「どうしようもない」と思うような人は、「始末に負えない」と言いたくなるでしょう。

「付ける薬がない」

「度し難い」と同じような意味の言葉としては、「付ける薬がない」もあります。

「度し難い」の意味としては「救いようがない」ということがあり、「付ける薬がない」の意味としても「救いようがない」「薬がないので救えない」ということが含まれています。

しかし、「付ける薬がない」の方が、余裕がいっている人に感じられ、よりユーモラスになります。

例えば、子供に対して、親が「付ける薬がない」というときは余裕がまだありますが、「度し難い」というときは深刻な問題であることが感じられます。

「度し難い」の対義語とは?

「度し難い」の対義語としては、次のようなものがあります。

ここでは、「度し難い」と類義語の違いについてご紹介します。

「素直」

「素直」の意味としては、「すんなりと物事が進むこと」や「態度や性質がひねくれていないこと」ということがあります。

「度し難い」の意味としては、自分を顧みなく、相手の意見を聞かないということがあるため、「素直」は全く逆の意味を持つようになります。

「素直」の例文としては、次のようなものがあります。

「あの人は上手く他の人の意見を聞く素直な性格であるため、上長から気に入られている」

「融通が利く」

「融通が利く」の意味としては、適切にその場に応じた応対ができるということがあります。

「素直」とも同じようなものですが、「融通が利く」の意味は相手の意見を聞いて自分を変えられるということであるため、「度し難い」の対義語になります。

「融通が利く」の例文としては、次のようなものがあります。

「スケジュール管理が彼は上手であり、融通が利くので忙しくても仕事を依頼しやすい。」

ポジティブな意味の対義語はない

「度し難い」は、意見を他の人にされても、その意見を聞かないというようなことが含まれています。

そのため、「度し難い」の対義語としては、自分を変えられるという意味の言葉が該当します。

また、ネガティブなことを強調する表現として「度し難い」は使います。

しかし、強調するような表現の言葉は対義語には含まれていません。

そのため、ポジティブな意味で「度し難い」を使うときは、対義語がないため別の言葉を使って表現する必要があります。

「度し難い」の英語表現とは?

「度し難い」の英語表現としては、「incurable」「hopeless」「incorrigible」があります。

いずれの単語の意味も、「救われない」や「どうしようもない」になります。

「hopeless」は、意味が希望という「hope」を否定するようになる「less」を使って、希望という意味を否定するため「度し難い」になります。

「incorrigible」や「incurable」は、意味が「改める」あるいは「治す」という言葉に「in」という否定形で打ち消して、同じように意味が「度し難い」になります。

「度し難い」の英語表現の例文としては、次のようなものがあります。

「an incurable idiot」(度し難い間抜け)

「a hopeless liar」(度し難いうそつき)

「They are simply incorrigible.」(全く彼らは度し難い)






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RUN-WAY編集部

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