「言われた」の敬語表現とは 使い方や注意点などを解説




敬語表現として「言われた」は使えるか?

「言われた」を敬語表現として使いたいこともあるのではないでしょうか。

では、敬語表現として「言われた」は使えるのでしょうか?

「おっしゃった」が「言われた」の敬語表現である

「言われた」の敬語表現は、「おしゃった」になります。

受け身の「言われた」はイメージが良くない

ここでは、敬語表現として「先生の言われたとおり」のようなものではなく、「可愛いと言われた」「良くないことを言われた」などのように受け身を表現する「言われた」を敬語表現に変えるときに注意することについてご紹介します。

社会生活においては人は自分の意志でなく他の人からの指示によって動くことも多くありますが、受け身の「〇〇によって~された」ことを表現する使い方は少し消極的なイメージになりがちです。

「~された」という表現は、何らかの迷惑や不快感を自分が感じたときに使うことが実際には多くあるでしょう。

「れる・られる」の使い方

日本語の「れる・られる」の助動詞の使い方としは、受け身以外にも可能、尊敬、自発などの4つがあります。

可能の意味は「~することができる」ということで、「まだ10分間寝られたのに起こされた」「まだ食べられたが廃棄した」などのように使います。

「言われる」が「言う」の可能ですが、「られる」を敬語表現に使うと可能や受け身と間違いやすいため、「言った」のときは「言われた」よりも定型表現の「おっしゃった」などを使うのがいいとされています。

尊敬語に受け身はならない

受け身の主体は他の人の動作を受ける自分であるため、尊敬語にそのままでは換えることができません。

しかし、「言われたためにデータを整理した」「課長に誘われたために行った」「言われたように行った」などのような表現からは、自発性がいずれも感じられないのみでなく、場合によってはパワハラとも取れるような被害者意識が生まれるときもあります。

そのため、ビジネスシーンでは「言われた」を類義語に変えたり、別の言い方に変えたりする必要があります。

「言われた」ことがらによって、類義語の選び方は変わります。

敬語表現で「言われた」を使うときに注意すること

「言われた」を使うときは、それが受け身か尊敬語かを区別し、敬語表現をシーンに応じて織り交ぜたり、類義語に置き換えたりして、表現を適切なものにする必要があります。

ここでは、敬語表現で「言われた」を使うときに注意することについてご紹介します。

イメージが悪くなる言い方や間違った表現にならないように注意しましょう。

二重敬語に注意する

より丁寧に「言われた」を表現するために、「おっしゃられた」という言い方をしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、「おっしゃられる」は、正しい敬語表現ではなく、二重敬語になります。

二重敬語というのは、同じ種類の敬語を1つの言葉に二重に使うことです。

「おっしゃられる」は、尊敬語の「お・ご~になる」を使っているにも関わらず、「れる」の尊敬語も二重に使っているために二重敬語になります。

敬語で「言う」を表現したいときは、「おっしゃる」をシンプルに使いましょう。

敬語の区分と助動詞の使い方を間違えない

「言われた(言われる)」には、「れる・られる」の助動詞が入っています。

この助動詞の使い方は、間違えやすいために注意しましょう。

尊敬の意味で「れる・られる」を使うときは、敬語の区分としては尊敬語になり、「言われる」は敬語としてそのままで成り立ちます。

一方、「れる・られる」を受け身の意味で使うと、「言われる」は単純に受動の行いを表現するようになるため、そのまま目上の方には使うことができなく、使うときは敬語表現をプラスする必要があります。

受け身なのか尊敬なのか、しっかりと使い方を区別して使うことも大切です。

しかし、「言われた」は間違えやすい表現になるため、「おっしゃった」などを使うように普段から注意しましょう。

受け身のときは尊敬語にならない

受け身の表現は、何かしらの動作を他の人から受けることを表します。

「○○さんから(私が)言われた」などのように、主語は何かを相手からされた受け手になるため、尊敬語にそのままではなりません。

受け身で使うときには敬語表現をプラスする必要があることを把握しておきましょう。

主語を省く言い方が日本語では多くあるため、受け身かどうかわからないときは、誰が主語になるかを意識するとわかりやすくなります。

受け身で「言われた」を使うとイメージが良くない

受け身で「言われた」を使うことは、使い方としては間違いではありません。

しかし、自分のイメージが悪くなることが、使い方によってはあるために注意しましょう。

例えば、何かを誰かから指示されて行ったことを報告するときは、「○○さんから指示されたために△△しました」というような表現を多く使うと、自発性がないというイメージを与えることがあります。

また、受け身の「~された」という表現は、相手が行ったことについて何らかの被害者意識や不快な気持ちを持ったときに使われることもあるため、ビジネスシーンで使うと相手がマイナスのイメージを誤解して持つことがあるでしょう。

ビジネスシーンでは「言われた」という言葉を言い換えるのがおすすめである

「言われた」という言葉は、会議や仕事の報告、電話やメールなどで使いたくないようなこともあるでしょう。

しかし、先にご紹介したように、「言われた」という言葉には、曖昧さがあり受け身の表現にも尊敬の意味にも受け取られるため、非常に使い方が面倒です。

特に、誤解が生まれるような表現は、ビジネスシーンにおいては避ける方がいいでしょう。

そのため、相手から言われたことをそのまま「言われた」と表現しないで、別の言葉に言い換えるのがおすすめです。

例えば、より具体的な言葉にして、「要望があった」「指摘された」「依頼された」などに言い換えると伝わりやすくなるでしょう。

そして、相手を立てる敬語表現をプラスして、「ご依頼を受けた」「ご指摘いただいた」などとすることによって、敬意を相手に対して示すことができるでしょう。






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RUN-WAY編集部

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