【時候の挨拶:1月】書類、手紙、お礼状、メールで使う挨拶文の書き方




時候の挨拶というのは、頭語の「拝啓」などに続く季節感を表す書き出しの言葉です。

時候の挨拶としては、学校関係で出す文書やビジネス文書、目上の方向けのお礼状の「漢語調」と、個人的な知人や親しい友達向けのカジュアルな「口語調」があります。

ここでは、1月の上旬、中旬、下旬にわけて、時候の挨拶の例文や結びの文、健康やコロナについての挨拶文、季節の話題などについてご紹介します。

【この記事の目次】

1月の時期

日本では現在新暦が使われていますが、季節の挨拶としては、二十四節気や旧暦が使われることがあります。

ここでは、どの二十四節気が1月なるか、旧暦のいつが1月になるかについてご紹介します。

どの二十四節気が1月なるかは、次のようになります。

小寒(しょうかん)は、1月5日頃(その年によって違う)です。

寒さは小寒の頃から厳しくなります。

大寒(だいかん)は、1月20日頃(その年によって違う)です。

大寒の頃は、最も1年のうちで寒さが厳しくなります。

旧暦のいつが1月になるかは、次のようになります。

  • 旧暦の前年の11月29日頃が新暦の2022年の1月1日
  • 旧暦の1月1日が新暦の2022年の2月1日
  • 旧暦の前年の12月10日頃が新暦の2023年の1月1日
  • 旧暦の1月1日が新暦の2023年の1月22日
  • 旧暦の前年の11月20日頃が新暦の2024年の1月1日
  • 旧暦の2月1日が新暦の2024年の1月22日

書類、手紙、お礼状、メールで使う挨拶文の書き方、構成

学校関係で出す文書やビジネス文書、お礼状、個人的な手紙などを書くときは、基本的に前文、主文、末文、後付で構成します。

このような基本をベースにして、細かい要素を必要によって変えながら仕上げます。

前文は、頭語の「拝啓」など、時候の挨拶、相手の健康や安否を気遣う言葉、自分の近況やお礼などの順番に書きます。

主文は、本文になります。

末文は、結びの挨拶で、相手の繁栄や健康を祈る言葉、結語の「敬具」などの順番に書きます。

後付は、日付、署名、宛名の順番に書きます。

時候の挨拶の「漢語調」「口語調」は相手、シーンによって選ぶ

その時々の季節感を表した言葉が、時候の挨拶になります。

時候の挨拶としては、短く簡潔に表した「厳寒の候」などのような「漢語調」と、話し言葉で柔らかな「寒さが厳しい時期になりました」などのような表現の「口語調」があります。

相手やシーンによって、「漢語調」と「口語調」は使いわけます。

一般的に、学校関係の文書やビジネス文書などでは、「漢語調」のかしこまった表現が使われることが多く、文書の格がアップします。

一方、より身近な「口語調」を使うことが、個人的な文書では多くあります。

また、ビジネスシーンでも、「口語調」を使って柔らかい表現にすることもあります。

ビジネスシーンの「漢語調」の1月の時候の挨拶

一般的に、かしこまった「漢語調」の時候の挨拶をビジネスシーンでは使います。

ここでは、目上の方へのメールや手紙でも使えるビジネスシーンの「漢語調」の1月の時候の挨拶についてご紹介します。

季節感が時候の挨拶は大切であるため、目安の時期ごとにご紹介します。

しかし、少しその年によってずれるときがあるため、季節感を実際に優先しながら選びましょう。

また、「○○の候」は、使うときに「○○のみぎり」「○○の折」に置き換えることもできます。

「厳冬(げんとう)の候」「厳寒(げんかん)の候」「酷寒(こっかん)の候」「寒冷(かんれい)の候」は1月全般に使える   

  • 「厳冬の候」の意味は、一層冬の寒さが厳しくなりましたということです。
  • 「厳寒の候」の意味は、寒さが厳しい頃になりましたということです。
  • 「酷寒の候」の意味は、非常に厳しい寒さの時期になりましたということです。
  • 「寒冷の候」の意味は、冷たく寒い時期になりましたということです。

「厳冬の候」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

「厳冬の候、ますます貴社ご繁栄のこととお慶び申し上げます。」

「初春(はつはる)の候」「新春(しんしゅん)の候」「七草(ななくさ)の候」は1月上旬に使える  

  • 「初春の候」の意味は、正月になりましたということです。

1月中使えますが、元旦~7日、地方によっては15日の松の内に使うのがおすすめです。

  • 「新春の候」の意味は、正月になりましたということです。

1月中使えますが、元旦~7日、地方によっては15日の松の内に使う方がおすすめです。

  • 「七草の候」の意味は、七草の節句、1月7日の七草粥の時期になりましたということです。

「初春の候」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

「初春の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」

「寒風(さむかぜ)の候」「小寒(しょうかん)の候」「晩冬(ばんとう)の候」「寒中(かんちゅう)の候」は1月中旬に使える

  • 「寒風の候」の意味は、身に冬の寒風が染みる時期になりましたということです。
  • 「小寒の候」の意味は、寒さが寒に入って厳しくなってまいりましたということです。

「小寒」は、1月5日~1月19日頃で、二十四節気の一つです。

  • 「晩冬の候」の意味は、冬も終わりになりましたということです。

「晩冬」は、二十四節気の大寒と小寒の時期をいいます。

  • 「寒中の候」の意味は、最も1年で寒い時期でございますということです。

「寒中」は、1月5日頃~2月3日頃で、二十四節気の小寒~大寒をいいます。

「寒風の候」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

「寒風の候、○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」

「大寒(だいかん)の候」は1月下旬に使える

  • 「大寒の候」の意味は、最も1年で寒い時期になりましたということです。

「大寒」は、1月20日頃~2月3日頃で、二十四節気の一つです。

「大寒の候」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

「大寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」

ビジネスシーンの「口語調」の1月の結びの挨拶

趣旨や相手によって、結びの挨拶は変わります。

ここでは、ビジネスシーンの「口語調」の1月の結びの挨拶についてご紹介します。

今後もよろしくお願いしますというときの結びの挨拶

今後もよろしくお願いしますというときの結びの挨拶としては、次のようなものなどがあります。

  • 「今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。」
  • 「今後についても相変わらずご厚誼(こうぎ)を賜りますようお願い申し上げます。」
  • 「ご高配を引き続き賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「変わらぬご支援ご鞭撻をこれからも賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」

相手の健康や繁栄を祈るときの結びの挨拶

相手の健康や繁栄を祈るときの結びの挨拶としては、次のようなものなどがあります。

  • 「ますますの貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。」
  • 「心より皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」
  • 「末筆ながら、衷心より一層のご隆盛をお祈り申し上げます。」
  • 「心より皆様のご多祥をお祈り申し上げます。」

1月特有の結びの挨拶 

1月特有の結びの挨拶としては、次のようなものなどがあります。

  • 「本年が皆さまにとって幸多き年でありますよう、お祈り申し上げます。」
  • 「風邪も流行しております。十分に健康にはご留意され、ますますご活躍されますことをお祈り申し上げます。」
  • 「寒さは例年にないものでございますので、一層ご自愛お願い申し上げます。」
  • 「厳しい寒さの折、体調を崩されないようにご留意ください。」

コロナ関係のときの結びの挨拶

  • 「落ち着かない毎日がコロナもあり続いております。ご自愛くださいますようお願い申し上げます。」
  • 「コロナ禍中、寒さも厳しくなっております。お体にくれぐれもご留意なされ、ご活躍されますことをお祈り申し上げます。」

個人的な「口語調」の1月の時候の挨拶

個人的な時候の挨拶のときは、書き出しはカジュアルな「口語調」の表現が好まれます。

ここでは、個人的な「口語調」の1月の時候の挨拶についてご紹介します。

「漢語調」の「○○の候」の言葉

「漢語調」の「○○の候」の言葉としては、次のようなものなどがあります。

  • 「七草粥の季節になりました。」
  • 「寒に入って厳しい寒さになってまいりました。」
  • 「冬の寒さが一層厳しい時期になりました。」
  • 「寒風が身に染みる季節になりました。」
  • 「最も1年で寒い時期になりました。」
  • 「寒の入りになって、寒さもひとしお厳しくなってまいりました。」
  • 「冬も終わりになってまいりました。」

相手の健康や安否を気遣う言葉

相手の健康や安否を気遣う言葉としては、次のようなものなどがあります。

  • 「松の内の賑わいも終わり、平生の暮らしがようやく戻ってまいりました。お健やかに皆様お過ごしでしょうか。」
  • 「松が明け、新たな気持ちでお仕事にもご精進されていることと存じます。」
  • 「年が改まったためか、寒さが厳しい中にも清々しさが感じられますが、お変わりございませんでしょうか。」
  • 「寒の入りと同時に冬将軍がやって来る時期になりましたが、お元気でしょうか。」
  • 「ひと足早く福寿草の花が春の訪れを告げる時期になりました。お健やかに皆様お過ごしでしょうか。」
  • 「野山も先日来の雪で、一面の銀世界になりました。皆様、お元気でいらっしゃいますか。」
  • 「ことのほか寒さが厳しく、日増しに軒のつららも長くなっております。その後お変わりございませんでしょうか。」
  • 「寒気が厳しい折、お元気に皆様お過ごしでしょうか。」
  • 「小雪舞う寒空を眺めながら、春をただひたすらに待つ今日この頃。お変わりございませんでしょうか。」
  • 「雪晴れの空が今日はすがすがしく、寒いながらも気持ちのいい朝になりました。お元気でお過ごしでしょうか。」
  • 「寒椿の美しさが雪の中で際立つ時期になりました。風邪などお召しになっておられませんでしょうか。」

個人的な「口語調」の1月の結びの挨拶

カジュアルな表現が、個人的に使う結びの挨拶も好まれます。

挨拶の内容を相手によって考えてみましょう。

ここでは、個人的な「口語調」の1月の結びの挨拶についてご紹介します。

相手の嗜好、趣味に合わせたときの結びの挨拶 

相手の嗜好、趣味に合わせたときの結びの挨拶としては、次のようなものなどがあります。

  • 「今年こそ旅行が一緒にできるといいですね。お互いにその日を楽しみに元気で頑張りましょう。」
  • 「車の免許を今年は取ろうと考えています。ドライブにお付き合いください。」
  • 「○○くんが成人になれば、お酒を一緒に飲みましょう。楽しみにしております。」
  • 「祝杯を交わせるよう、目標に向かってお互いに頑張りましょう。」

相手の体調を気遣うときの結びの挨拶

相手の体調を気遣うときの結びの挨拶としては、次のようなものなどがあります。

  • 「これから寒さも本番になります。体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。」
  • 「厳しい寒さの折、くれぐれもご自愛ください。」
  • 「空気が乾いております。お風邪など召されませんように注意してくださいませ。」
  • 「春を待ちわびつつ、ご家族の皆様のご多幸とご健勝をお祈りしております。」

コロナ関係のときの結びの挨拶

コロナ関係のときの結びの挨拶としては、次のようなものなどがあります。

  • 「コロナもあり落ち着かない毎日が続いております。体調を崩しませんよう十分に注意してお過ごしください。」
  • 「時節柄、お目にかかることがなかなかできませんが、皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。」

1月に使える季節の話題

ここでは、1月に使える季節の話題についてご紹介します。

使ってみると、季節感が出るでしょう。

1月の風物詩

初詣、若水、年始回り、大福茶、書初め、鏡餅、新年会、おせち料理、年賀状の整理、雑煮、正月のお飾りの片づけ、かるた、初生け、餅花、初釜、七草がゆ、寒中見舞い、寒の水、初日の出、寒九の水、年始の挨拶、鏡開き、仕事始め、お年玉

旬の野菜

キャベツ、春菊(しゅんぎく)、ごぼう、小松菜(こまつな)、せり、大根、ねぎ、野沢菜(のざわな)、白菜、ブロッコリー、蓮根(れんこん)

旬の果物

伊予かん、きんかん、オレンジ、キウイ、みかん、レモン、ネーブル

旬の海産物

あんこう、イイダコ、伊勢海老、牡蠣(かき)、金目鯛(きんめだい)、こはだ、ズワイガニ、たら、ひらめ、ふぐ、ぶり、ほうぼう、ぼら、わかさぎ、しじみ、赤魚鯛 (あこうだい)






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RUN-WAY編集部

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