「事由」の意味とは?「理由」と「事由」の違いなどを解説




「事由」の意味とは?

「事由」は、「物事の要因・理由」という意味です。

「事由」の意味は「理由」とほとんど同じですが、「事柄」という意味も「事由」には含まれています。

そのため、「この事柄が発生した理由は?」というときは、一言で「事由は?」ということができます。

「事由」は、「◯◯が要因でこのようになった」ということを表します。

例えば、「歩くときによそ見をしていたので木に衝突した」というときは、木に衝突した「事由」は「歩くときによそ見をしてした」ということです。

このように、「事由」は出来事が発生した要因をいいます。

ビジネスシーンでは、「事由書」を書くシーンがあります。

「事由書」は、何らかの迷惑を会社にかけたときに、その迷惑がどうして発生したかという発生した要因などを書きます。

「事由」は、発音が同じ「自由」とよく間違えるため注意しましょう。

敬語にするために「ご事由」と使うかもしれませんが、実際には「ご事由」という表現はありません。

「事由」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 契約は正当な「事由」がなくて破棄できない
  • 「事由」に関係なく証言を拒むことはできない
  • 適当な「事由」があるかどうかに関係なく、認可できない
  • 事故の「事由」を調査するために、検証が大掛かりに実施された
  • 「事由」がちょっとでも生じると、解約することができる
  • 辞退することも、やむを得ない「事由」があるときはできる
  • 社員の経歴詐称は、解雇する「事由」として十分に許容できる
  • 性格が一致しなかったり、暴力を振るわれたりするなどは離婚する「事由」になる

法律における「事由」の意味

「直接の要因あるいは理由になっている事実」が、法律における「事由」の意味です。

例えば、意地悪ばかり自分に対してする人を衝動的に刺すという罪を犯した事由は、「両者の不和・仲違い」になります。

「事由」を使った言葉としては、「懲戒事由」「退職事由」「解雇事由」「欠格事由」「正当事由」「解除事由」「破産事由」「帰責事由」などいろいろあります。

「離婚事由」の意味は、「離婚になる要因や事柄」ということです。

「欠格事由」の「欠格」というのは「必要な資格がないこと」で、「欠格事由」の意味は「欠格になる要因や事柄」ということです。

職業の資格においても、「欠格事由」に当たる人は職業に就けないというルールがあります。

「理由」と「事由」の違いとは?

「事由」と同じような言葉としては、「理由」があります。

しかし、「理由」という言葉は、「事由」と使い分けすることが実際には困難です。

「理由」も「事由」も根拠・要因などを説明するときに使われますが、両者は意味がはっきりと違っています。

「理由」は、日常的なシーンで使われる言葉で、「人の動機・心情を含む根拠・要因」のことです。

「理由」の対象は物事以外に、人もなることできるので、動機・心情も含まれます。

また、「理由」の類義語としては「事情」がありますが、いずれも対象範囲が「事由」とは違うため注意しましょう。

一方、「事由」はフォーマルなシーンで使われる言葉で、「物事が発生した理由になる客観的な事実」のことです。

「物事の理由」の略語が「事由」であるため、対象は人ではなく、物事に限定されます。

さらに、法律用語として「事由」は利用されているので、一般的に客観的な事実を主観的な心情よりも説明します。

「事由」の類義語とは?

「事由」の類義語としては、「根拠」や「理屈」があります。

これ以外の「事由」の類義語としては、「訳柄」「訳」「訳合」などがありますが、いずれも意味は「わけ」というものです。

なお、「理由」に「事由」は含まれているので、ニュアンスの細かいものを伝える必要がないときは、いずれを使用しても大きな問題はそれほどないでしょう。

「事由書」の書き方とは?

「事由書」とは、どのようなことが発生したか、どうして発生したかを報告するものです。

「事由書」は、書類の上側に、誰に提出するかという相手の名前、日付、大きく「事由書」と中央に書きましょう。

発生した状況を次に書きます。

多くの「事由書」は、ミスや要因について書きます。

「事由書」はミスなどがどうして発生したかを報告するものです。

まず、ミスなどが発生した日付を、「令和〇年〇月〇△日に○○が発生…」のように書きます。

次に、○○のように処理した結果、〇〇のようになりました、などと書きます。

この後、ミスなどが発生した要因を書きます。

聞き取りしたり、事後に調べたりした結果から、以下のように要因が判明しましたのでご報告いたします、などと書いて、発生した理由をこの下に書きます。

そして、再発防止策なども書くこともありますが、別の書類でこれは書くこともあるため、前もってチェックしておく必要があります。

「事由書」は、ミスなどが発生したこと、発生した日付、発生した要因などを書きます。

「退職事由」のケースとは?

「事由」は、会社を辞める、退職をするときにも「退職事由」として書くことがあります。

これは「退職理由」ではないかと考えるかもしれませんが、「退職事由」になるときもあります。

しかし、「退職事由」になるときは、その要因になることを書くというニュアンスがあるため、このときはきちんと退職するようになった要因を書きましょう。

基本的に、退職すること自体は自由であるため、どのような「事由」でも断られることはありません。

しかし、会社側に何か要因があるようなときは会社としても対策できるのであれば行いたいでしょうから、「事由」をきちんと書きましょう。

例えば、「退職事由」としては、「親を介護するための時間が必要である」というようなときがあります。

これは非が会社側にあるということではなく、基本的に自己都合、つまり自分の都合ということになるでしょう。

あるいは、「退職事由」が「人員削減、リストラ」というときもあるでしょう。

このような「退職事由」は、次の会社に入るときに「どのような退職事由ですか」と聞かれたときなどに使用するようになるでしょう。

「退職事由」としては退職願いのときに書くこともあり、または退職した後に「退職事由」を転職先から聞かれるときもあります。

「理由」という意味でも「事由」は使われるときもありますが、とにかく退職することに関するものであれば、素直にその要因になったことを書くようにしましょう。

例えば、介護などのために退職するときは、「一身上の都合」ということでも問題は全くありません。

しかし、転職先から退職した「事由」を聞かれたときは、説得力が「一身上の都合」ではないためきちんと書くようにしましょう。






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RUN-WAY編集部

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