「買いかぶり」とは? 使い方や類義語などを解説




買いかぶりとは?

誰かの評価を高くした時などに、買いかぶりであると他の人からいわれたこともあるのではないでしょうか。

買いかぶりは、漢字を使って買い被りと表記する時もあります。

しかし、買いかぶりの言葉の意味を把握しておかないと、買いかぶりといわれた後に反論することさえもできないでしょう。

何となく、言い負かされたような感じになって、嫌な思いをする時もあるでしょう。

ここでは、買いかぶりの意味についてご紹介します。

買いかぶりの意味を把握すれば、自分の考えが正しいかどうかがわかってくるでしょう。

買いかぶりの意味としては、大きく分類すると2つあります。

買いかぶりの1つ目の意味は、実際よりもある人を高く評価することです。

買いかぶりの使い方としては、買いかぶり過ぎ、それほど買いかぶられても困る、などがあります。

買いかぶりの2つ目の意味は、実際の価値よりもある品物を高い価格で買うことです。

また、もともと、買いかぶりという言葉の意味は相場よりもものを高い価格で買って損するということでした。

しかし、買いかぶりの意味が明治時代になって変わってきました。

買いかぶりのもともとの意味は、あるものを買った結果損害を被るになります。

買いかぶりの使い方とは?

ここでは、買いかぶりの使い方について紹介します。

人を評価する時に主として使う

先にご紹介したように、買いかぶりの意味としては2つありますが、実力よりも高く評価するということで主として使われます。

例えば、仕事をスキルのある部下に割り振ったとします。

自分が 予想した結果が出なかった時は、買い被っていたということで実力以上に部下を評価していたようになります。

自分にも謙遜として使える

自分に対しても買いかぶりは使えます。

買いかぶりを自分に対して使うことによって、高く評価されているが実際には違いますと謙遜していうことができます。

しかし、謙遜で買いかぶりを使った時は、気分を悪くする時も人によってはあります。

せっかく高く評価しているため正直に受け取るといいのに、などと気分を悪くするような人に対しては、あなたの指導のおかげですなどというといいでしょう。

買いかぶっている、買いかぶり過ぎと使う

買いかぶりは、買いかぶっている、買いかぶり過ぎのように使えます。

例えば、私のことをあなたは買いかぶっている、彼のことを買いかぶり過ぎだ、などのように、他の人に対して過大に評価する時に使います。

買いかぶっている、買いかぶり過ぎを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「彼女のことを買いかぶっているのではないかと思った時もあった。」
  • 「彼の影響力をインフルエンサーとして買いかぶり過ぎているのではないか。」

買いかぶりを使った例文

買いかぶりを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「わたしのテニスの腕前について、あなたは買いかぶり過ぎています。」
  • 「彼はもっと場を上手く盛り上げてくれると考えていたが、買いかぶっていたようだ。」
  • 「自分のことをあまり買いかぶっていれば、痛い目にいつか遭うぞ。」

買いかぶりを使った表現とは?

ここでは、買いかぶりを使った表現についてご紹介します。

定型句のような買いかぶりを使った表現であるため、把握しておけば文章を作る時に助かるでしょう。

買いかぶり過ぎだよ

買いかぶりを使った日常会話の一つの表現としては、買いかぶり過ぎだよがあります。

職場の同僚や友達などと話をしている時などに、○○さんは優秀である、○○さんは素晴らしいなどと褒められた時に、買いかぶり過ぎだよということをいいます。

マナー的にそのまま褒められた言葉を受け取るのは微妙であり、褒められたままであれば重圧を感じてしまうでしょう。

そのため、他の人の過大評価や期待を受け流すために、買いかぶり過ぎだよといいます。

自信が余程ある人や力に重圧を変える人でなければ、買いかぶりを感じた時は、買いかぶり状態を無くすために、買いかぶり過ぎだよといいましょう。

自分を買いかぶる

よく、自分を買いかぶるという表現も使います。

他の人のみでなく、自分に対しても買いかぶりするは使います。

自分を買いかぶると、高く自分の実力を評価し過ぎて、考えてもみなかったようなミスをする要因になります。

自分を買いぶっていないかなどと他の人からいわれた時は、嫌味であると考えないで冷静に一旦受け止めてみましょう。

自分の力を客観的に認めるようにすれば、自分を買いかぶる状態から抜け出すことができるでしょう。

買いかぶりの類義語とは?

ここでは、買いかぶりの類義語についてご紹介します。

買いかぶりと同じような意味を持つ類義語としては、過大評価があります。

過大評価の意味は、実際よりも人や物事の価値などを高く評価することになります。

過大評価と買いかぶりは、高く実際よりも評価するということで同じような意味であるため、類義語として使ってみましょう。

過大評価を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「力もないような普通の市民を、過大評価されても困る。」
  • 「実績が少ししかない自分がリーダーになるなど、わたしを課長は過大評価している。」

買いかぶりの対義語とは?

ここでは、買いかぶりの対義語についてご紹介します。

買いかぶりと反対の意味を持つ対義語としては、侮るがあります。

侮るの意味は、人を見下して軽く見ることです。

買いかぶりの意味の高く実際よりも評価するということと反対に、侮るの意味は軽く実際よりも考えることであるため、対義語になります。

侮るを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「新人であると思って侮っているのだろう。」
  • 「相手を侮って気を引き締めていないため、負けるようになるのだ。」

買いかぶりの英語表現とは?

では、買いかぶりという言葉はどのような英語表現になるのでしょうか?

買いかぶりの英語表現は、「overestimate」になります。

英語表現の「overestimate」の意味としては、過大評価ということがあるため、買いかぶりの英語表現としてはぴったりではないでしょうか。

英語表現の「overestimate」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「She overestimate me too much.」(彼女は私を買いかぶり過ぎです。)

これ以外にも、英語表現の「overvaluation」の意味も過大評価ということがあるため、買いかぶりの英語表現になります。

このように、買いかぶりの英語表現としては、「overestimate」と「overvaluation」があるため、把握しておきましょう。




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RUN-WAY編集部

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