「なおざり」の意味と使い方とは?「なおざり」と「おざなり」の違いとは?




「なおざり」の意味とは?

「なおざり」というのは、「いい加減にすること」という意味です。

「物事をおろそかにして軽く見ること」を「おざなり」といいます。

「おざなり」の意味の「いい加減にする」というのは「その場しのぎの応対をする」ですが、「加減に」というのは「何もしないこと」です。

そのため、「なおざりな応対をする」という意味合いは、「適当にそのままにしている」ということであるため、「何も応対しない」ということに近くなります。

「なおざり」と「おざなり」は同じような言葉ですが、意味合いが違う言葉であるため、正しい意味をきちんと把握して使いわけましょう。

漢字で「なおざり」を書けば「等閑」になります。

「等閑」という同義語の漢字をあてたといわれています。

「等閑」は、「物事をいい加減に扱って軽く見ること」という意味です。

「猶去」が「なおざり」の語源になります。

「なお」は、「現在もなお」といわれるように、「従来の状態を継続していること」という意味になります。

「さり」は、「放っておいて、手を打たないこと」という意味です。

そのため、「なおざり」は「放り続けて手を打たないこと」という意味になり、「気にたいしてとめていない」ということから「おろそかにする」というようなニュアンスになったといわれています。

「なおざり」の使い方とは?

「なおざり」という言葉は、ほとんど普段の会話に出てこないため、意味がわかっても使い方がなかなかわからないでしょう。

ここでは、「なおざり」の使い方についてご紹介するため、使うときの参考にしましょう。

「なおざりにする」

「なおざりにする」の意味は、「何もほとんどしないでそのままにしておく」ということです。

「おざなりにする」という「いい加減な応対をする」という言葉とは、意味が同じようなものですが異なるものであることがわかります。

例えば、「教育をなおざりにする」の意味は、「教育をしない」ということです。

また、「子供の教育をなおざりにする」の意味は、「子供の教育を怠る」ということです。

子供を養う必要がある両親などが、子供の衣類や食事などの世話を怠って、そのままにすることをいいます。

「なおざりにできない」

「なおざりにできない」の意味は、「その物事が大切なものであるためそのままにしておけないこと」になります。

別の表現としては、「黙っていることができない」「見過ごすことができない」「見て見ないふりはできない」「放置することができない」「看過することができない」などがあります。

例えば、「なおざりにできない行い」の意味は、𠮟られるトラブルを起こした人がおり、これをそのままにしておけないということでしょう。

また、「今度のあなたの間違いはなおざりにできない」の意味は、あなたは重大な間違いをした、あるいはは常習的に間違いをしたため、「さすがに今度は処分を何等か受けてもらう」ということになります。

「なおざり」と「おざなり」の違いとは?

「なおざり」と「おざなり」は同じよう発音になりますが、全く意味や使い方は違っています。

ここでは、誤って使わないように、「なおざり」と「おざなり」の違いについてご紹介します。

「なおざり」の意味と語源

「なおざり」の意味は、「ほとんど何もしないでそのままにしておく」「注意あまり払わないでいい加減にする」ということです。

「なおざり」の由来はいろいろな説がありますが、「直(猶)去り」が語源であるといわれています。

「直・猶(なお)」の意味は、「そのままの状態」ということです。

「去り」の意味は「去っていく」「何もしないでそのままにしておく」ということから、「何もしないでそのままの状態で放っておく」、つまり「いい加減にする」ということになります。

なお、「なおざり」はパソコンなどを使って漢字に換えると「等閑」になります。

「等閑」の意味は「なおざり」と同じであるため、「等閑」と漢字で書くことができます。

「なおざり」と「おざなり」の違いを記憶する方法

ここでは、「なおざり」と「おざなり」の違いを記憶する方法についてご紹介します。

例えば、「期日までに部下がデータを提出したが、内容はいい加減であった」というときは、「おざなりなデータ」になります。

一方、「いい加減な部下がデータを期日までに提出しなかった」というときは、「データをなおざりにした」になります。

「いい加減」という言葉が両方とも含まれていますが、「おざなり」のときは「いい加減であるが行動は何等かしていること」になりますが、「なおざり」のときは「いい加減で行動をほとんど何もしていないこと」ということが違っています。

「なおざり」の類義語とは?

ここでは、「なおざり」の類義語についてご紹介します。

「無視」

「無視」の意味は、「あっても無いように取り扱うこと」です。

同じような表現としては、「逆の意見をなおざりにする」「逆の意見を無視する」があります。

「放置」

「放置」の意味は、「置きっぱなしにしておくこと」「放った状態にしておくこと」になります。

同じような表現としては、「赤ちゃんを放置する」「赤ちゃんをなおざりにする」があります。

「無頓着」

「無頓着」の意味は、「全く気にかけないこと」です。

「無頓着」の意味合いとしては、「無神経」「構いなし」というものがあるため、「なおざり」とは意味が少し違っています。

「無頓着」の使い方としては、「洋服に無頓着な女性」などがあります。

「度外視」

「度外視」の意味は、「相手にしないこと」「問題にしないこと」「無視すること」です。

「度外視」の使い方としては「利益を度外視する」などがあり、強い拒否感が「なおざり」よりもあります。

「なおざり」の対義語とは?

ここでは、「なおざり」の対義語についてご紹介します。

「構う」

「構う」の意味は、「気にかける」「関心をもつ」「世話をする」というようなことがあります。

例えば、「構う」の使い方としては「赤ちゃんを構う」というようなものがあります。

「意に介する」

「意に介する」の意味は、「気にする」「気にかける」ということです。

なお、否定して「私のアドバイスなど意に介する気もない」と使うと、「私のアドバイスをなおざりにする」と意味が同じになります。

「干渉」

「干渉」の意味は、「自分の考えを押しつけようとしたり、他の人のことに口を出ししたりすること」です。

「なおざり」とは意味が全く逆になります。

「干渉」の使い方としては、「彼に干渉される」などがあります。

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RUN-WAY編集部

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